討伐ランキング1位のラッコ先生に憧れるちいかわとハチワレ。武器のマークや甘いパフェ、網脂を使う不思議な敵、うさぎの意外な武器を通して、強さと優しさ、そしてそれぞれの個性について、私なりの感想と考察を紹介します。
『ちいかわ』第51~55話「討伐ランカー」編を見ました
今回の『ちいかわ』は、第51話から第55話までをまとめた「討伐ランカー」編です。
ちいかわを助けたラッコ先生の驚くべき実力や、ちいかわとハチワレが強さに憧れる姿、さらにラッコ先生の意外な一面や、うさぎの不思議な武器まで描かれています。
今回は、すでに詳しく紹介した第51話・第52話を簡単に振り返り、第53話から第55話を中心に、印象的な場面や私なりの感想・考察を紹介していきます。
第51話「虫、ギチギチ/危なかった…な」を振り返る
第51話では、討伐中に恐ろしい虫に追い詰められたちいかわを、ラッコ先生が助けます。
さらに、ちいかわとハチワレを食事に連れて行ってくれる姿から、圧倒的な強さだけでなく、相手を思いやる優しさも感じられました。
詳しい感想や考察は、こちらの記事で紹介しています。
『ちいかわ』第51話「虫、ギチギチ/危なかった…な」感想・考察|ラッコ先生の強さとさりげない優しさ
第52話「強くなるには」を振り返る
第52話では、食事中のハチワレの気配りや、ちいかわのおいしそうに食べる姿を褒めるラッコ先生。
苦手なブロッコリーにも向き合うよう促す姿から、相手の良いところを認めながら、成長を後押しする優しさを感じました。
詳しい感想や考察は、こちらの記事で紹介しています。
『ちいかわ』第52話「強くなるには」感想・考察――ラッコ先生はなぜ「うまそうに食べる」まで褒めた?二人の長所から考える強さ
そんなラッコ先生が、実は討伐ランキング1位だったと知るちいかわとハチワレ。
ここからは、第53話の物語を詳しく振り返っていきます。
第53話「討伐ランキング/上位ランカー」
車の中に、いつの間にかうさぎがいる!
第53話の始まりに描かれているのは、ラッコ先生の車です。
前の話では、ちいかわとハチワレを乗せていた車でしたが、今回のイラストでは、なんとうさぎまで乗っています。
ラッコ先生が運転席、ちいかわが助手席にいて、後部座席にはハチワレとうさぎ。
四人がそろっている様子を見ると、前より車が少し長くなっているようにも感じられます。
私は、この何気ないイラストにも面白さを感じました。
というのも、うさぎは後部座席で体を伸ばすようにして、外を見ているからです。
もし普通に座っていたら、前にいるちいかわの頭に隠れて、うさぎが見えにくくなってしまうかもしれません。
もしかすると、四人を一つの画面に収めながら、それぞれの姿をきちんと見せるために、このような構図にしているのでしょうか。
もちろん、単純にうさぎらしい自由な姿勢を描いたとも考えられます。
それでも、落ち着いて座るちいかわやハチワレと、少し違った姿勢のうさぎを見比べると、キャラクターごとの個性が自然に表れているように思いました。
こうした小さな描き分けも、何度も見直したくなる理由の一つです。
「また会えるといいよね」|二人の純粋な気持ち
物語が始まると、場面は労働窓口のある街へと変わります。
周囲には多くの仲間たちがいて、以前にも登場した「レンタル」の看板などが見えます。
この世界では、討伐の仕事や道具を扱う場所が、日常の風景の一部になっているのだと感じられます。
そんな街の中に現れたのが、それぞれのさすまたを持つちいかわとハチワレです。
ハチワレは、前回ラッコ先生に親切にしてもらったことを、うれしそうに振り返ります。
そして、また会えるといいと、笑顔で話します。
私は、このハチワレの表情がとても好きです。
あれだけ強くて優しい相手に出会えたことが、本当にうれしかったのでしょう。
ただし、このときの二人は、ラッコ先生が討伐ランキング1位だとは、まだ知らない様子です。
つまり、二人は相手の地位や順位を知る前から、ラッコ先生に親しみと憧れを感じていたのです。
私は、ここがとても興味深いと思いました。
私たちも、有名な人や高い地位にある人だと知ってから、その人をすごいと思うことがあります。
しかし、この二人の場合は少し違います。
助けてもらったこと。
親切にしてもらったこと。
一緒に食事をしたこと。
そうした経験の積み重ねが先にあって、相手の本当の実力を知るのは後からなのです。
肩書きではなく、実際に接して感じた人柄から始まる憧れ。
私は、その順番がとても素敵だと思いました。
討伐ランキング1位!大きく描かれたラッコ先生
そんな二人が、ふと目を向けた先にあったのは、「討伐ランキング」の掲示板でした。
そこには、なんとラッコ先生が1位として大きく表示されていたのです。
これを見た二人は、驚きを隠せません。
先日親切にしてくれた相手が、実は討伐ランキングの頂点に立つ存在だったのです。
私は、この驚き方がとてもかわいらしく感じられました。
同時に、ランキングの見せ方にも注目しました。
1位のラッコ先生は、顔も分かるほど大きく描かれています。
一方、2位、3位、4位は、1位と比べると小さく、同じ大きさで並んでいます。
2位であっても、十分にすごい実力者のはずです。
それなのに、1位だけが特別に大きく扱われているのです。
私は、ここに「頂点に立つ存在」の特別さを感じました。
ランキングは、単に順位を知らせるためだけのものなのでしょうか。
それとも、1位という存在を大きく掲げることで、ほかの討伐者たちに目標を示す役割もあるのでしょうか。
そこまでは分かりませんが、少なくとも、この掲示板を見た二人にとって、ラッコ先生はさらに特別な存在になったように思います。
また、少し引いた画面では、掲示板の周りにそれほど多くの仲間が集まっているわけではありません。
もしかすると、街の仲間たちにとって討伐ランキングは、日頃から見慣れたものなのかもしれません。
それとも、単にこの瞬間だけ人が少なかったのでしょうか。
どちらとも決められませんが、ちいかわとハチワレが初めて驚いているような様子と、周囲の日常的な風景との違いも、面白く感じられました。
「強くなりたいね」|二人で目指す未来
ラッコ先生の実力を知ったハチワレは、自分たちも強くなりたいという思いを口にします。
ちいかわも、その気持ちに応えるようにしています。
そして、二人は一緒に頑張ろうとします。
ここで私は、「一緒に」という気持ちが心に残りました。
ハチワレは、自分だけが強くなりたいと言っているわけではありません。
ちいかわと一緒に頑張ろうとしているのです。
ちいかわは、前の話で怖い思いをしています。
それでもハチワレは、そんなちいかわを置いて、自分だけ先に進もうとはしていません。
私は、この二人の関係に、また温かさを感じました。
誰かを目標にすることと、友達を大切にすることは、両立できるのだと思います。
そして、その近くをラッコ先生が通りかかります。
ここで、画面の見せ方にも少し不思議なところがあるように感じられました。
先ほどまで、掲示板の後ろにちいかわとハチワレ、そのさらに後ろにラッコ先生がいたように見えました。しかし、二人を正面から映した場面では、ラッコ先生のさらに奥にもランキングの掲示板が見えるのです。
別の掲示板があるのか、場面の切り替えによるものなのかは分かりませんが、思わず気になってしまう描写でした。
そんな画面の切り替わりの中でも、変わらず印象に残るのは、ラッコ先生の強さに憧れ、一緒に頑張ろうとする二人の姿です。
そんな二人の様子を近くで見ていたラッコ先生は、直接声をかけるのではなく、「強くなれ…」と、静かにエールを送るような姿を見せます。
ここが、なんともかっこいいのです。
自分がランキング1位であることを自慢するわけでもありません。
二人に大きな約束をするわけでもありません。
ただ、二人が強くなることを願うように、その場を去っていきます。
私は、この控えめな姿に、ラッコ先生の魅力を感じました。
相手を励ます方法は、大きな声で応援することだけではありません。
相手の意思を尊重し、静かに見守ることも、応援の一つなのかもしれません。
二人の気持ちを知りながら、あえて前に出すぎない。
そんな先輩のあり方にも見えました。
「上位ランカーだ!」|周囲からの注目がすごい
場面が変わると、刀を背負って歩くラッコ先生の姿が描かれます。
堂々とした後ろ姿は、それだけで頼もしく感じられます。
すると、周囲の仲間たちが上位ランカーに気づき、声を上げながら集まってきます。
その姿を見ていると、ラッコ先生がどれほど注目される存在なのかが伝わってきます。
先ほどのランキング掲示板と合わせて考えると、ラッコ先生はこの街でも有名なのでしょう。
ここで気になったのは、周囲にいる仲間たちの姿です。
一人ひとりの形が違い、それぞれ道具を持っているようにも見えます。
同じように討伐の仕事をしていても、持っている武器や得意なことは違うのかもしれません。
そして、その人たちが憧れる存在が、ラッコ先生なのです。
ところが、ちいかわとハチワレは、人だかりに遮られて、ラッコ先生の姿がよく見えません。
ハチワレが見えないと言い、ちいかわは一生懸命に体を伸ばしてのぞこうとします。
この背伸びをする姿が、またかわいらしいのです。
憧れの相手を少しでも見たい。
そんな気持ちが、言葉だけではなく、体の動きからも伝わってくるようでした。
上位4位までの特別なマーク!ちいかわの想像がかわいい
ここで、さらに興味深い話が登場します。
討伐ランキングの上位4位までに入ると、武器に自分の顔のマークを入れてもらえるというのです。
これを聞いたちいかわは、目を輝かせます。
そして、自分のさすまたを持ち上げます。その姿は、まるで立派なマントをまとった勇者のようです。
私には、強くなった未来の自分を想像しているようにも見えました。
ちいかわが憧れているのは、ランキング上位になることなのでしょうか。
それとも、自分の顔が入った特別な武器を持つことなのでしょうか。
あるいは、強くなった未来の自分を思い描くこと自体が、楽しいのかもしれません。
どれか一つに決めることはできませんが、その表情には未来への期待があふれているように感じられました。
ここで、私は少し考えました。
人は、具体的な目標が見えることで、より頑張ろうと思えることがあります。
ただ「強くなりたい」と考えるよりも、「いつか自分の武器にも特別なマークが付いたら」と想像する方が、未来を身近に感じられるのかもしれません。
ちいかわにとって、このマークは、そんな憧れの象徴にもなっているのでしょうか。
そして、二人はラッコ先生のいる方を見つめます。
「憧れるよね」と、その気持ちを素直に言葉にするハチワレ。
一方のちいかわは、目を輝かせ、さすまたを掲げる姿から、自分もいつかあんなふうになりたいと願っているように見えます。
憧れを言葉にするハチワレと、表情や仕草で表すちいかわ。
同じものに憧れながらも、その気持ちの表し方には、それぞれの個性が感じられます。
私は、そんな二人の違いと、同じ未来を見つめているような仲の良さが、なんとも微笑ましく感じられました。
ラッコ先生と歩く二人は、ランキング2位と3位なのでしょうか?
最後に、ラッコ先生が別の二人と一緒に歩く姿が描かれます。
そのうちの一人は、大きな棍棒のような武器を持っています。
いかにも強そうな道具です。
ここで、私は少し疑問に思いました。
この二人は、討伐ランキングの2位と3位なのでしょうか。
それとも、ラッコ先生と一緒に討伐をする仲間なのでしょうか。
先ほどのランキングには2位と3位も表示されていましたが、この二人がその順位に当たるかどうかは、この場面だけでは分かりません。
それでも、ラッコ先生と一緒に堂々と歩く姿からは、頼もしさが感じられます。
また、その周辺には「武器」や「レンタル」の看板も見られます。
武器を購入する場所と、道具を借りる場所が別々に存在しているのでしょうか。
もしそうなら、この世界の討伐の仕事にも、自分の道具を持つ人と、必要に応じて借りる人がいるのかもしれません。
そんなことまで想像してしまいます。
短い場面でありながら、討伐の仕組みや街の暮らしについても、いろいろと考えたくなる第53話でした。
第54話「マーク/パフェ」
曇り空とスプーンを持つラッコ先生|不思議な始まり
第54話の始まりのイラストには、ラッコ先生が描かれています。
堂々と立ち、凛々しい表情を見せていますが、その手にはスプーンのようなものがあります。
そして、背景の空は少し曇っているように見えます。
私は、この組み合わせが面白いと思いました。
勇ましい姿と、スプーンという日常的な道具。
何を意味しているのか、少し不思議に感じる始まりです。
もちろん、この時点では分からなくても、後半まで見ると、スプーンには思わず納得してしまいます。
こんな小さな仕掛けも、続けて見る楽しさの一つなのだと思います。
「見せてください!」|二人のお願いと、ラッコ先生の反応
物語が始まると、ちいかわとハチワレがラッコ先生の姿を見つけます。
そして、先ほど話していたランカーのマークを、見せてもらおうと相談します。
積極的に行動しようとするハチワレ。
その隣で、少し不安そうな様子も見せるちいかわ。
私は、この二人の違いが好きです。
ハチワレは、気になることがあれば前に進もうとします。
ちいかわは、少し迷ったり、ためらったりすることがあります。
それでも、今回は二人でラッコ先生のもとへ走っていきます。
そして、ラッコ先生が振り返ると、二人は急に立ち止まり、きちんと姿勢を正します。
この動きが、なんともかわいらしいのです。
さっきまで勢いよく走っていたのに、憧れの相手を前にすると、急に緊張したように見えます。
親しみを感じていても、尊敬している気持ちは変わらない。
そんな二人の心の動きまで、想像したくなりました。
ハチワレが、武器に付いたランカーのマークを見せてほしいとお願いします。
ちいかわも興味津々の表情です。
するとラッコ先生は、そのお願いに応じて、武器を差し出し、柄の部分にある自分の顔のマークを見せてくれます。
私は、この行動にも優しさを感じました。
大切な武器を見せてくれる|そこに感じた信頼
ここで注目したいのは、ラッコ先生が見せているものが、単なる飾りではないということです。
討伐の仕事で使う、大切な武器なのです。
それを惜しむ様子もなく、ちいかわとハチワレに見せてくれます。
しかも、二人は武器のマークに触れながら、目を輝かせています。
そんな姿を、ラッコ先生は落ち着いて見守っています。
私は、ここに相手を信頼しているような温かさを感じました。
もちろん、武器を見せてくれたからといって、何でも任せられるほど信頼しているとまでは言えません。
それでも、二人の好奇心を大切にして、実際に見せてあげる姿からは、相手を尊重する気持ちが伝わってくるようでした。
第51話では、危険なところを助けてくれました。
第52話では、二人の良いところを褒めてくれました。
そして今回は、二人の憧れにも丁寧に応えてくれています。
こうして続けて見ると、ラッコ先生が慕われる理由が、少しずつ見えてくるように思いました。
相手が小さな存在だからといって、その願いや好奇心を小さく扱わない。
私は、そんな接し方ができるところにも、ラッコ先生のかっこよさを感じました。
「いつもの」|ラッコ先生の意外な楽しみ
場面は変わり、今度はラッコ先生が街を歩いています。
周囲の仲間たちは、その姿に気づいている様子です。
背中には大きな刀。
手には、ずっしりと重そうな報酬袋を持っています。
その堂々とした姿は、やはりトップランカーらしいものです。
しかし、ラッコ先生が向かったのは、討伐の現場ではありませんでした。
「喫茶」と書かれたお店です。
そして、一服しようというような、渋い言葉を口にして店へと入っていきます。
私は、この言い方もラッコ先生らしいと思いました。
凛々しくて、どこか昔ながらの頼れる人物を思わせる雰囲気があります。
そんなラッコ先生がカウンターに座り、注文したのは「いつもの」でした。
ここで、私は少し気になりました。
「いつもの」と言って注文が通じるということは、普段からこのお店を利用しているのでしょうか。
もしそうなら、ラッコ先生にとって、ここはお気に入りの場所なのかもしれません。
討伐の仕事を終えた後、好きなものを楽しむ時間がある。
そんな日常を想像すると、ラッコ先生がより身近な存在に感じられます。
なんと大きなイチゴパフェ!その意外性がかわいい
そして、運ばれてきた「いつもの」は、驚くほどかわいらしいイチゴパフェでした。
たくさんのイチゴに、ハート型の飾り。
見た目にも華やかな、なんともおいしそうなパフェです。
あの凛々しいラッコ先生が、こんなかわいらしいものを注文していたとは。
私は、この意外性がとても好きです。
さらに、鎧さんの手から丁寧にパフェが差し出されるところも、面白く感じました。
あの鎧の姿で、こんな繊細なデザートを運んでいるのです。
この世界では、鎧さんたちもさまざまな仕事をしていますが、喫茶店のような場所にも、こうしたかわいらしい食べ物が用意されているのですね。
ただ、パフェを誰が作ったのかまでは、この場面だけでは分かりません。
それでも、危険な討伐の仕事がある一方で、おしゃれなデザートを楽しむ日常もある。
そんな世界の幅広さを感じました。
また、ラッコ先生が持っている大きな報酬袋を見ると、こうした楽しみも、討伐で頑張って得た報酬によって支えられているのかもしれないと思いました。
ほっぺをむにむに!言葉よりも伝わる幸せ
そして、今回の第54話で特に印象に残ったのが、パフェを食べるラッコ先生の表情です。
スプーンで一口食べた瞬間、先ほどまで力の入っていた眉のあたりが緩みます。
あの凛々しい表情が、一気にかわいらしくなるのです。
そして、両手で自分のほっぺをつまむように、むにむにと動かします。
ほっぺはほんのりピンク色になり、あまりのおいしさに幸せがあふれているようです。
私は、この表現が本当に面白いと思いました。
なぜなら、ラッコ先生は、長い言葉でおいしさを説明していないからです。
「ものすごくおいしい」と何度も言わなくても、あの表情と動きだけで十分に伝わってきます。
まるで、ほっぺが落ちてしまいそうなほどおいしいと、体全体で表現しているようです。
しかも、普段の凛々しい姿との違いが、とても大きいのです。
私は、この場面を見て、人の魅力は、一つの姿だけでは分からないのだと思いました。
強くて頼れる人にも、好きなものを前にすると、思わず表情が緩む瞬間があります。
普段は見せないような自然な表情に触れることで、その人の新しい魅力に気づくこともあるのでしょう。
ラッコ先生のかっこよさが失われたわけではありません。
むしろ、このかわいらしい一面を知ったことで、さらに魅力的に感じられました。
第54話の始まりに描かれていたスプーンも、ここまで見ると納得です。
あの凛々しい姿とスプーンの組み合わせには、こんな楽しい場面が待っていたのですね。
第55話「あみあぶら/うさぎの武器」
不思議な生き物の攻撃!ぼやけた画面が印象的
第55話の始まりには、フグのような不思議な生き物が、何かを吹きかけているイラストが描かれます。
全体的に少しぼやけていて、薄いピンク色が広がっているようにも見えます。
私は、この見せ方が気になりました。
もしかすると、何かを吹きかけられた側から見ているような表現なのでしょうか。
それとも、この不思議な攻撃の特徴を先に見せるための演出なのでしょうか。
物語が始まると、その理由を少し想像できるようになります。
晴れた空から地上へと視点が移り、フグのような生き物が現れます。
そして、口からピンク色の粘り気がありそうなものを吹き出します。
すると、その攻撃を受けていたのは、なんとハチワレでした。
ハチワレは薄いピンク色の膜のようなものに包まれ、身動きが取れなくなってしまいます。
驚いた表情で、必死に足を動かすハチワレ。
耳まで垂れているように見え、非常に困っている様子が伝わってきます。
危険な状況なのですが、その必死な姿がかわいらしくも感じられてしまいます。
しかも、ハチワレはさすまたを持ったままです。
手放さないように頑張っているのでしょうか。
それとも、粘り気のあるものに捕まって、手放すことさえできないのでしょうか。
そこまでは分かりませんが、思うように動けないことは、十分に伝わってきます。
「これなに!?」|敵に質問するハチワレが面白い
そして、ここで思わず笑ってしまうやり取りが始まります。
動けなくなったハチワレが、相手に向かって「これなに!?」と尋ねるのです。
私は、この言葉がなんともハチワレらしいと思いました。
自分が攻撃を受けているのに、相手にその正体を質問するのです。
普通なら、どうやって逃げようかと考えるだけで精いっぱいになりそうです。
ところがハチワレは、今起きていることが何なのかも気になっているように見えます。
そして、さらに面白いのは、相手の反応です。
フグのような生き物は「網脂」と答えるのです。
まさか、きちんと答えてくれるとは思いませんでした。
私は、この不思議なやり取りが大好きです。
敵対しているはずの相手から質問されて、わざわざ答える必要があるのでしょうか。
自分の攻撃を知ってもらいたかったのでしょうか。
それとも、ただ質問されたから答えただけなのでしょうか。
礼儀正しいとも、少し得意げとも受け取れそうですが、本当の理由は分かりません。
ただ、この場面には、相手を一方的に襲う恐ろしさだけではない、どこか気の抜ける面白さがあります。
危険な状況なのに、会話が成立してしまう。
私は、こうした予想外のやり取りが、『ちいかわ』らしい不思議さなのだと思いました。
「アブラカタブラ」|なぜ攻撃したのに去っていくのでしょう?
ところが、さらに不思議なことが起こります。
フグのような生き物は「アブラカタブラ」と言いながら、空中へと浮かび上がります。
そして、ハチワレをそのままにして、去っていくのです。
私は、思わず考えてしまいました。
いったい何がしたかったのでしょうか。
ハチワレを動けなくしたのに、その後に何かをするわけでもありません。
捕まえて連れ去るわけでもなく、追い打ちをかけるわけでもありません。
そのまま飛んでいってしまうのです。
もちろん、攻撃されたハチワレにとっては、笑い事ではありません。
実際に身動きが取れず、討伐の仕事にも失敗してしまいます。
しかし、相手の行動だけを見てみると、私は少し違った可能性も考えました。
もしかすると、あの生き物はハチワレを倒したかったのではなく、自分が逃げるために動きを封じたのではないでしょうか。
もちろん、これは私の想像です。
フグのような生き物が何を考えていたのか、今回の描写だけで決めることはできません。
それでも、攻撃した後に去っていったという行動から、別の見方もできるのではと後に思いました。
ただ恐ろしい敵として見るのか。
それとも、自分の身を守ろうとしている生き物として見るのか。
見方によって、同じ行動でも違った印象を受けるのが面白いところです。
討伐する側と、討伐される側|どちらの立場から見るのでしょうか?
ここで、私はもう少し考えてみました。
ハチワレは、討伐という仕事を受けて、この生き物と向き合っていたようです。
つまり、ハチワレにとっては、仕事として倒さなければならない相手だったのでしょう。
では、相手の生き物にとってはどうだったのでしょうか。
もし、自分から危害を加えるつもりがなく、突然討伐されそうになったのだとしたら、相手にも自分を守ろうとする理由があったのかもしれません。
ただし、そもそもなぜこの生き物が討伐対象になっているのかは、今回の場面だけでは明らかになっていません。
以前に危害を加えていた可能性もあれば、今回見えていない事情がある可能性もあります。
そのため、ハチワレが理不尽に襲ったと決めつけることも、あの生き物が無害だと断言することもできません。
私は、そこが気になりました。
『ちいかわ』の世界では、かわいらしい登場人物たちが、危険な討伐の仕事をしています。
さらに、作品全体には、姿が大きく変わってしまう存在など、恐ろしい出来事も描かれています。
ただし、今回登場したフグのような生き物が、もともとちいかわたちと同じ姿だったのかどうかは分かりません。
すべての討伐対象が、同じ事情を抱えているとも限りません。
それでも、私は今回の場面を見て、討伐される側の行動にも何らかの事情があるのではないかと考えさせられました。
同じ出来事でも、どちらの立場から見るかによって、受け取り方が変わることがあります。
もちろん、危険な存在から自分たちを守ることも大切です。
しかし、相手がなぜそのような行動をしたのかまで考えると、物語の見え方は少し変わってくるのではないでしょうか。
かわいいだけでは終わらない、この世界の不思議さと厳しさを改めて感じました。
「失敗しちゃった」|落ち込むハチワレと、小さな報酬袋を持つちいかわ
場面が変わると、ちいかわとハチワレが街を歩いています。
どうやら、二人とも討伐の仕事から戻ってきたようです。
ハチワレは、今回の討伐に失敗したことを口にします。
いつも前向きなハチワレですが、このときは下を向き、耳も垂れています。
その表情からは、落ち込んでいる様子が伝わってくるようでした。
私は、この耳の動きが好きです。
長い説明がなくても、耳が垂れているだけで、ハチワレの気持ちが伝わってくるように感じられるのです。
一方、隣を歩くちいかわは、手に小さな報酬袋を持っています。
ここが、私にはとても興味深く感じられました。
ハチワレは討伐に失敗してしまいました。
しかし、ちいかわは報酬を受け取っています。
どの相手を、どのように討伐したのかは描かれていませんが、少なくとも仕事の成果があったことをうかがわせます。
第51話で、あれほど怖い思いをしていたちいかわ。
そんなちいかわが、今回も自分なりに仕事を頑張っていたのだと思うと、少しうれしくなりました。
そして、私はもう一つ気になりました。
それは、隣にいるちいかわの気持ちです。
ちいかわは、落ち込むハチワレに対して、何と言えばよいのか迷っているようにも見えます。
自分は報酬をもらえたけれど、友達は失敗してしまった。
こうしたとき、どう声をかければよいのでしょうか。
草むしり検定に挑戦する二人の間でも、結果や気持ちが同じにならない場面がありました。
私は、そんな二人の関係も思い出しました。
もちろん、今回のちいかわが何を考えていたのか、はっきりとは分かりません。
それでも、友達の気持ちを気にかけているように見える姿に、ちいかわらしい優しさを感じました。
自分にうれしいことがあっても、隣にいる友達が落ち込んでいたら、素直に喜べないこともある。
そんな身近な気持ちまで、この短い場面から想像してしまいました。
そして、ハチワレが失敗したからといって、ちいかわより弱いと決めつけることもできません。
今回の二人は、違う相手と向き合い、違う結果になっただけかもしれないからです。
一度の結果だけでは、その人のすべては分からない。
私は、ここにも考えさせられるものがありました。
うさぎが登場!その武器、なんだか気になります
後半になると、ちいかわとハチワレの前に、うさぎが現れます。
うさぎが持っているのは、長い黄色の棒のような武器です。
ちいかわとハチワレが持っているさすまたとは、ずいぶん形が違います。
ハチワレは、うさぎに討伐帰りなのかと尋ねます。
それに対して、うさぎはいつものような元気な声で反応します。
このやり取りも、なんともかわいらしいものです。
ハチワレは、うさぎが持っている長い棒を見て、「こういう武器持ってるんだ」と興味深そうに話します。
その横では、ちいかわが、うさぎの立てた武器を下から上まで、じっくりと眺めています。
まるで、どのような武器なのかを確かめようとしているようで、その小さな体を動かしながら見上げる姿が、なんともかわいらしいのです。
私は、この場面にも二人の個性が表れているように感じました。
気づいたことを素直に言葉にするハチワレと、気になるものをじっくり観察するちいかわ。
同じ武器に興味を持ちながらも、その表し方は少し違うように見えます。
そして、そんな二人がほぼ同時に、武器の先端にある何かに気づいた様子を見せます。
いったい、何を見つけたのでしょうか。
うさぎの武器にも顔のマーク!でも、何か違う?
ちいかわとハチワレがうさぎの武器を見ていると、あるものに気づきます。
なんと、武器の先の方に、うさぎの顔のようなマークが描かれているのです。
これは、先ほどラッコ先生の武器に付いていた、ランカーのマークと同じものなのでしょうか。
ハチワレも気になったようで、そのマークに注目します。
ところが、よく見てみると、どうやら油性ペンで描かれたもののようです。
私は、この展開に思わず笑ってしまいました。
上位ランカーにならなければ入れてもらえない特別なマーク。
それを、うさぎは自分で描いてしまったのでしょうか。
しかも、その絵がなんとも独特です。
上手か下手かというよりも、うさぎらしい味のある絵なのです。
ここで私は、少し考えました。
うさぎも、ランキング上位の証であるマークに憧れていたのでしょうか。
それとも、単純に自分の武器に顔を描きたかっただけなのでしょうか。
また、ラッコ先生のような特別なマークを、うさぎなりに楽しんでいたのかもしれません。
その理由は分かりませんが、私はこの行動がとても面白いと思いました。
なぜなら、ちいかわやハチワレとは、少し違ったやり方だからです。
ちいかわとハチワレは、上位ランカーになることを憧れの目標として見ています。
一方、うさぎは、まだ上位ランカーになったと示されていないのに、自分の顔のマークを武器に描いているのです。
誰かが決めた目標に向かう楽しさもあれば、自分で楽しみを作ってしまう面白さもある。
私は、そんな違いを感じました。
もちろん、うさぎが本当にそう考えていたとは限りません。
それでも、ルールを知ったうえで自分なりに楽しんでいるようにも見えるところが、なんともうさぎらしいと思いました。
「これ自分で描いたの?」|ハチワレの受け止め方も素敵
さらに私が好きなのは、ハチワレの反応です。
武器のマークが油性ペンで描かれていると分かっても、ハチワレはうさぎを責めません。
むしろ、笑顔で、自分で描いたのかと尋ねます。
私は、この受け止め方がとても良いと思いました。
普通なら、「それは本物のランカーマークじゃないよ」と指摘することもできそうです。
しかし、ハチワレは、まず目の前の事実に興味を持っています。
自分で描いたということを、面白がっているようにも見えます。
私は、ここにもハチワレの魅力を感じました。
相手の行動をすぐに正しいか間違いかで判断するのではなく、まず興味を持って受け止める。
これは、第52話でラッコ先生が二人の長所を見つけてくれた姿とも、少し重なるように感じました。
もちろん、二人がまったく同じ考え方をしているとは言えません。
それでも、相手の行動の面白いところや良いところに目を向ける姿勢には、どこか共通する魅力があるように思います。
そして、うさぎも自分の描いたマークを隠したり、恥ずかしがったりする様子はありません。
自分の武器を、二人に自然に見せています。
この三人の間には、説明しなくても通じ合えるような、気楽な関係があるのかもしれません。
なんと両端から爆発!うさぎの武器がすごすぎる
ところが、うさぎの武器の驚きは、それだけではありませんでした。
突然、長い棒の両端から、爆発のようなものが勢いよく飛び出すのです。
私は、これには驚きました。
さすまたや刀のような、手で振って使う武器とは違います。
棒の両端から何かを発射する仕組みまで備わっているように見えます。
一体、どういう構造になっているのでしょうか。
火薬を使っているのでしょうか。
それとも、この世界ならではの不思議な仕組みなのでしょうか。
今回の場面だけでは分かりませんが、見た目以上に強力そうな武器です。
しかも、その武器を持っていたハチワレは、突然の出来事に大慌てです。
「両端から出るよ」と、起きていることを言葉にしながらも、足をばたばたさせています。
私は、この反応が面白いと思いました。
ハチワレは、驚いていても、何が起きているのかを一生懸命に説明しようとしているように見えるのです。
第55話の前半でも、網脂をかけられたときに、その正体を質問していました。
分からないことを、そのままにしない。
驚いていても、気になることを声に出す。
そんなハチワレの特徴が、ここでも表れているように感じました。
いつの間にか後ろにいるちいかわ!三人の反応の違いが面白い
さらに面白いのは、ちいかわの動きです。
さっきまでハチワレの近くにいたのに、武器が勢いよく動き始めたときには、少し後ろに下がっています。
私は、ここで思わず笑ってしまいました。
もしかすると、何か危険なことが起きたと感じて、とっさに距離を取ったのでしょうか。
それとも、驚いて思わず飛びのいただけなのでしょうか。
どちらとも言えませんが、ちいかわらしい反応に見えました。
第51話では、恐ろしい虫を前にして、涙を浮かべながら頑張っていました。
今回も、予想外の出来事に驚き、慌てています。
ただ、危険を感じたときに距離を取ることも、自分の身を守るためには大切な行動です。
私は、怖がることを、必ずしも弱さだけで捉える必要はないのかもしれないと思いました。
一方、ハチワレは武器を持ったまま、起きていることを言葉にしています。
そして、うさぎはというと、まったく違います。
両端から勢いよく何かが飛び出している武器を前に、楽しそうに跳ねたり、手を動かしたりしています。
まるで、自分の武器のすごさを見せつけているかのようです。
私は、この三人の違いが大好きです。
ちいかわは驚き、距離を取る。
ハチワレは慌てながらも状況を説明する。
そして、うさぎは楽しそうに動いている。
同じ出来事を前にしているのに、反応がまるで違うのです。
もちろん、うさぎが安全だと確信していたのかは分かりません。
単純に楽しんでいただけかもしれませんし、二人の反応を面白がっていたのかもしれません。
それでも、自分の武器を誇らしげに見せているようにも感じられました。
そして最後には、腕を組んだうさぎが車に乗っているイラストまで登場します。
この得意げな姿も、なんともうさぎらしい締めくくりでした。
強くなることを願うちいかわとハチワレ。
そんな二人とは少し違う形で、自分らしさを見せるうさぎ。
三人の個性がよく伝わってくる、楽しい最後だったと思います。
コメント欄では、このようなことが多く語られていました
今回の公式動画のコメント欄では、ラッコ先生の強さや優しさを評価する声が、特に目立ちました。
中でも繰り返し語られていたのが、ラッコ先生を「理想の上司」や「理想の先輩」のように感じるという感想です。
圧倒的な強さを持ちながら、自分の地位を自慢しないこと。
ちいかわとハチワレに親切に接し、相手の良いところを見つけて褒めてくれること。
こうした人柄に魅力を感じている人が多いことが、コメントから伝わってきました。
また、ちいかわとハチワレが、相手がトップランカーだと知る前から親しみを感じていたことに注目する意見もありました。
第53話のランキングについては、1位のラッコ先生の存在感や、上位ランカーに集まる仲間たちの反応、周囲に登場する仲間たちへの関心が見られました。
ラッコ先生と一緒に歩く二人が、ランキング2位と3位なのではないかという推測もありました。
第54話では、パフェを食べるラッコ先生のかわいらしさについて、多くの感想が寄せられていました。
普段の凛々しい表情と、甘いものを食べたときの幸せそうな表情との違いを楽しむ声が目立っています。
特に、両手でほっぺをむにむにする場面には、何度も見たくなるという感想もありました。
また、ラッコ先生が自分の武器を二人に見せる行動から、相手への優しさや、面倒見の良さを感じている人もいました。
第55話については、うさぎの武器への反応が非常に目立ちました。
上位ランカーのマークを真似したような、油性ペンによる手描きの顔。
そして、棒の両端から勢いよく何かが飛び出す仕組み。
その意外性や、うさぎらしい自由な行動を面白がる感想が寄せられています。
中には、うさぎも上位ランカーに憧れているのではないかという考察や、武器の仕組みを自分で改造したのではないかという推測もありました。
また、ハチワレが網脂によって討伐に失敗した場面についても、さまざまな意見がありました。
しょんぼりしたハチワレの耳がかわいいという感想。
一方で、ちいかわは報酬袋を持っており、討伐で成果を得ていることに注目する考察もありました。
さらに、網脂を吹きかけた生き物について、攻撃した後にそのまま逃げているのだから、実は自分の身を守ろうとしていただけではないかという疑問も見られました。
こうした考察からは、『ちいかわ』の世界を、単にかわいらしい物語としてだけではなく、討伐の仕組みや登場する生き物の立場からも見ている人がいることが分かります。
そのほか、登場人物の声や音楽、ラッコ先生の大きな報酬袋、食事の場面、キャラクターたちの細かな動きなどについても感想が寄せられていました。
今回のコメント欄には、登場人物のかわいらしさを楽しむ声だけでなく、優しさや強さ、仲間との関係、そして作品世界の不思議さに目を向ける意見が、幅広く見られました。
今回の動画が教えてくれるかもしれないこと
今回の第51~55話「討伐ランカー」編を通して、私が特に心に残ったのは、ラッコ先生の強さと優しさ、そして、そんなラッコ先生に憧れるちいかわとハチワレの姿でした。
討伐ランキング1位という、誰もが憧れるほどの実力を持つラッコ先生。
しかし、私が魅力を感じたのは、敵を倒す強さだけではありません。
自分の順位を誇ることなく、相手の良いところを見つけ、小さなお願いにも優しく応える姿。
そして、甘いパフェを前にすると、思わずほっぺをむにむにしてしまう、かわいらしい一面も見せてくれました。
強くて、優しくて、どこか親しみやすい。
私は、そんなさまざまな姿があるからこそ、ラッコ先生はこれほど魅力的なのだと思いました。
一方、ちいかわとハチワレも、ラッコ先生のように強くなりたいと願っています。
「一緒に頑張ろう」と励まし合い、いつか自分たちの武器にも特別なマークが付く未来を想像する。
その姿には、憧れの存在を見つけたときの、純粋な喜びが感じられました。
けれども、現実には思うようにいかないこともあります。
ハチワレが討伐に失敗して落ち込む一方で、ちいかわは小さな報酬袋を手にしていました。
さらに、うさぎは自分で顔のマークを描いた、驚くほど強力そうな武器を持っています。
同じ世界で暮らし、同じように討伐に向き合っていても、得意なことも、行動も、その結果も違うのです。
私は、ここに今回の物語の面白さを感じました。
誰かに憧れることは、その人とまったく同じになることではないのかもしれません。
目標に向かって頑張ることも、自分なりの方法を見つけることも、失敗しながら少しずつ成長していくことも、それぞれに意味があるのでしょう。
そして、網脂を吹きかけて去っていった不思議な生き物の姿からは、相手の立場に立って考えてみることで、同じ出来事にも違った見方が生まれるのではないかと感じました。
強さとは何か。優しさとは何か。
今回の5話には、その答えを一つに決められないからこその面白さがあったように思います。
ラッコ先生のように誰かを助けられること。
ちいかわのように怖くても一歩を踏み出すこと。
ハチワレのように友達と励まし合うこと。
そして、うさぎのように自分らしい方法を持っていること。
どれか一つだけが正しいわけではなく、それぞれに違った魅力があります。
憧れの人を見つめるだけでなく、いつか自分にもできることを見つけていく。
そして、自分とは違う誰かの良さにも気づいていく。
今回の動画は、本当の強さとは誰かより優れていることだけではなく、自分らしさを大切にしながら、誰かの良さを認め、支え合いながら少しずつ成長していくことなのかもしれないと、教えてくれているのかもしれません。

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