そうか…人間も動物なんだ

漫画

ーーー白井 図書館勤務 

白井が感じた、感想です。

動物は自分よりも弱いものに敵意を剥き出しにするというこのような感覚は人間にも当てはまるということでした。

人間は単に筋肉、と言う面ではなく、年齢や体格、肩書、品位、立場等から読み取って自分よりも強そうなものとは戦わない争わないという少しばかり複雑なのかもしれませんがたしかに、自分には言い返さなそうな、態度、言い返すことが出来なさそうな立場、客と店員等であると、途端に態度を変えるというのは多にしてありますよね。

こちらが会社の看板を背負っていることが分かっていれば、客だという立場を最大限に利用し、イキリ散らかす、高圧的な態度に出てくる、お客様(ほぼほぼ利益にもならない人種なので直接対応する側からすれば客ではな人が大多数ですが…)。

そんなおかしい、おかしい、お客様にも最低限どころか細心の敬意をもって丁寧な対応をしてなくてはいけない。

こちら非はなくとも会社に、本部に言いつけられれば、会社はこちらの言い分よりも、お客様に対して不快な思いをさせた、そしてクレームが寄せられた事自体が問題であり、事の真偽はほぼほぼ関係なく、お客様に謝る(謝罪させる)という無難にしてこちらの心を一切考慮しない、対応を求めてくる、その事を知っている・経験しているからこそこのような輩はさらにつけあがり、弱そう、立場が低そうだと感じられたものには争いを挑んでは、自身のちっぽけな自尊心を満たすのであろう。

理性ではそこまで分かる?分かろうとしていても、分かりたくてもそれ以上に心が傷つく、こちらの身体が傷つく、好きで始めた仕事に誠意を持って対応できなくなる向き合えなくなってしまう。

なによりも、そのようなお客様に最新の注意を払い、大多数の優しいお客様に対しての対応がそのお客様よりも丁寧な対応を心がけてしまうというこの、やりたくないはずのことをしている、やらなくてはいけないという矛盾をしているという、ありえない行動への自身への不信感が一番許せなくなってしまう。

そのような行為を、そのような気持を味わわない為にも、大多数の普通であり優しい気持ちになれるお客様にたいして、真摯な態度をとれるように、とれる心に余裕が保たれるためにも、無駄な争いをしない、争う気さえ起こさない、起こさせない。

そのためには、知識よりも、まずは見た目、野生の本能に直接訴えられる最も効果的な方法、それは自らを大きく見せる事が効果的、つまりは己を筋肉で武装すること、筋トレをすることが効率的だと考えるのは、もっとも効果的だという白井の考え方はかなり共感します、筋肉をつけまずは見た目から、争いを回避するという考えかた、言葉が心に響いた、感銘を受けた言葉でした。

そんな直情的な、シンプルな思考の持ち主の白井は図書館で勤務し、登場するとともに重そうなダンボールを左肩に乗せ右手でボールペンを破壊するという筋肉を見せつけ、威圧感を醸し出します。

勿論ただ威圧し怯えさせるのが目的ではなく、威圧的になっている相手を、落ち着かせ(思いとどまらせ)話をまずは聴いてもらおうとする、立場を対等にして話し合いたいという気持ちが強いのでしょう。

対等な立場で話し合えれば、お互いの思考を伝え合える伝えきることが出来る可能性が高くなり、お互いにとってもっとも良い結果になることに繋がるのではないかとも感じられます。

お互いに感情的になってしまっては、落とし所も見つからず、勝ちか負けのうを争うだけの状況にもなりかねませんよね。

理不尽な事を言い出す、お客様はその、ちっぽけな勝ちを強奪しようとしているのかもしれませんが。

白井が筋トレをしようという思考に至った経緯も、図書館の女性スタッフに威圧的になっている男性を目にし、白井自身がどのように対応して良いのか迷いオロオロしているところに、年配のいかにも立場の高そうな他の男性スタッフが対応すると、威圧的だった男性は急に態度を変え、納得はしかねるが仕方がないといった態度で立ち去る、という場面に遭遇します。

その場面を目の辺りにして白井が思ったことが

えっ! 同じことを言っているのになぜ…⁉

そうか… 人間も動物なんだ

漫画 税金で買った本 第1巻より引用

と、昔本で読んだことを思い出した白井でした。

動物は強そうなものとは争わない、自らを大きく見せることで争いを避ける、ということを。

だからこそ、その学びを大切にした白井は筋トレをし、自らを大きく見せ、争いを避けるように、第1段階での争いを避ける行為を実践したという流れですね。

威圧的に迫ってくる相手の思考が動物的だと考えた途端に、自分の知識からその原因を推察しその解決法を思考し行動に移る白井を見習いたいです。

単に理不尽だ、不条理だと悩んで悶々と自分の中で負の感情が、永遠にかつ時折渦巻いてしまう自分は、白井が行った、自分で納得できる答えを出し、その答えに沿った自分でできる解決策を生み出すという行為を見習いたいです。

完全なる正解か不正解は分かりませんが行動することでその推測がどれくらいの精度で当たったのかは分かるかもしれないですしなによりも、ただもんもんと悩むよりも行動することは身体に良いですよね。

それにしても、威圧されたということは、弱い、立場が低いと軽んじられたことだと考えてしまうのは自意識過剰過ぎるのでしょうか。威圧されたことよりも、会社が上司が理不尽さを理解してくれないことよろも、ずっと見下されることが理不尽に感じてしまう日々です。

もっと大きな視界で生きたいです。

筋トレ再開しようかな。いろいろと楽しむためにも。

このような、白井の思考を直接感じてみたい方は

税金で買った本 原作 ずいの 漫画 系山  ヤンマガKCスペシャル 講談社

第1巻 1冊目 わくわく☆しりたい どうぶつのなぞ

を是非読んでみて下さい。

皆様にはどのような新しい響きがあるのか、楽しみです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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