モンキー・D・ルフィの言葉です。
突然ですが、あなたは理不尽な要求を押しつけられた経験はありませんか?
自分が正しいと思う行動を取ろうとしたとき、
「誰がそれを許可したんだ?」と理屈を盾に邪魔をしてくる者。
そんな場面に直面したとき、私たちはどう応じるべきなのでしょうか。
今回は、漫画『ONE PIECE』第5巻第36話「追え!!」の中で、
モンキー・D・ルフィが放った一言──
『おれだよ!!!』
に込められた、理不尽に対抗するための強さと、
自らの意志を貫く大切さについて考察していきます。
理不尽な言い分に黙って従う必要はない。
時には、こちらもこちらの自由な意志をもって、堂々と応じることも必要なのです。
この記事を読むことで、
あなた自身が直面する理不尽な状況に、どう立ち向かうべきか。
そのヒントがきっと見えてくるはずです。
今回、ご紹介する言葉は、漫画『ONE PIECE』第5巻「追え!!」で飛び出した『おれだよ!!!』です。
このシーンで私は、だたの一言に深い想いと、そして人を励ます力を感じました。
言葉が発せられるまでの経緯
シロップ村を襲うクロネコ海軍団。その指揮を受けるクロは、大富財のカヤを殺しその財産を手に入れようと計りました。
これを防ぐため、ウソップが立ち上がり、ルフィやゾロと共闘します。
しかし、戦いは思わぬ方向へ縛れ、カヤを逃げさせるためにウソップ海軍団が動き出しました。
それを追いかけるジャンゴ。カヤたちを助けるため、渾身創病のウソップを抱えてゾロが行動しようとしたところ、その前にクロが立ち塞がります。
ここでクロが問いかけました。
そのときの二人の問答が
『おい 貴様ら
誰が この坂道を 抜けることを 許可したんだ?』『おれだよ!!!』
漫画 ONE PIECE 第5巻 第36話 〝追え!!〟より引用
でした。
クロの行く手を阻む言葉に対してルフィが言い放つ言葉です。
クロに対し、ルフィは強い意思で言い放ちました。

心に響いたこと
このルフィの言葉を目にしたとき、私は思わず衰れ切った心が振るいたちました。
「人を助けるために動く」ことを許さない理不尽な理論。それに対して、気高く自らの正義を言葉にするルフィの姿。
その私の心に続くものがありました。
「努力してる人を見捨てない。今すぐ手を出せ!」と言われているようで心に響きました。
言葉から考えた事
時に、目の前には理不尽な壁が立ちはだかります。
クロの問いかけ──「誰がこの坂道を抜けることを許可したんだ?」──は、まさにそんな理不尽さを象徴していました。
しかしルフィは、そんな圧力に対して屈することなく「おれだよ!!!」と叫び、自らの意志で行動を選びました。
許可を求めるのではなく、自分が「行く」と決めたから行く。たった一言に、その揺るぎない覚悟が凝縮されていたのです。
さらにこの場面からは、単なる信念の強さだけではなく、
理不尽な理屈を押し付けてくる相手には、こちらもこちらの自由な意思で応じ、堂々とやり返す意趣返しの重要性も感じ取ることができました。
無理な要求に唯々諾々と従うのではなく、
相手が勝手を通すならこちらもこちらの勝手を通す。
自分の守りたいもののためには、正々堂々とぶつかることも、時には必要なのだと、ルフィの姿勢が教えてくれたように思います。
この場面は、「誰かの勝手な理屈に従う必要はない。自分の信じる行動を、堂々と貫いていいのだ」と教えてくれているのではないでしょうか。
言葉からは
何かをしようとするとき、「誰に許されてるんだ?」と言われることがあるかもしれません。
しかし、人を助ける、味方する、そんな「正義」に許可などいらないのです。
このルフィの『おれだよ!!!』という言葉は、それを示してくれたのではないでしょうか。
努力することを否定する者に、正面から答える。
その大切さを、この言葉は教えてくれているのではないでしょうか。
読者へのメッセージ
今、なにかをしようとして、誰かに否定されたり、止められたりしている人がいるかもしれません。
そんなときは、自分に聞いてみてください。
「誰のために」「何を応援したいのか」
そして、勉強や努力を許してくれるのは、他の誰かではなく、「あなた自身」です。
「あなたなら、この言葉をどう受け取りますか?」
今回の場面を、
直接読んでみたい場合は
漫画 ONE PIECE 尾田栄一郎 ジャンプ・コミックス 集英社
第5巻 第36話 〝追え!!〟
是非、直接読んで、あなただけの振るまいを見つけてみてください。
皆様には、
どの様な新しい響きがあるのか、
楽しみです。
今回の言葉を英語で発するなら
“I did!!!”──英語で響かせる強い意志
今回の場面、
ルフィがクロに向かって放った『おれだよ!!!』という一言を、英語で表現するとどうなるでしょうか?
正解は──
“I did!!!”

「アイ ディド!!!」
(※「ディッド」と発音する人もいますが、自然な速さだと「ディド」と軽く聞こえることが多いです)
この英語は、直訳すると「私がやった」という意味になりますが、
この場面では単なる「行動」を指しているのではありません。
「誰が通ることを許可したんだ?」という問いに対して、
「俺が許可したんだ!」と、強い意志と責任を込めて答えているのです。
英語でも、こういった強い自己主張をシンプルに表現したいとき、
“I did!!!” のように、短い単語に力を込めて言い切ることが効果的です。
発音のポイントは、
“I”(アイ)をしっかりと力強く
“did”(ディド)を鋭く短く
そして語尾を上げず、ストレートに叩きつけるように発音することです。
この一言には、
「誰かに認められるためではなく、自分自身の意志で行動を選び取る」
というルフィらしい信念が込められていました。
あなたももし、
誰かに理不尽に押さえつけられそうになったとき、
自分の信念を貫くために、
この”I did!!!”を心の中で叫んでみてはいかがでしょうか?
きっと、小さな勇気が湧いてくるはずです。
最後まで読んでいただき、
本当にありがとうございました。

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