なんか つかれちゃったな怒るの
漫画 税金で買った本 1冊目 わくわく☆しりたい どうぶつのなぞ より引用
ーーー早瀬丸小夜香 図書館勤務 の言葉 漫画 税金で買った本 より
心に響いた部分
図書館で働く早瀬丸小夜香。
本を整理していると、同僚から声をかけられます、
震えながら、
カードを作りたい方がいらっしゃるという同僚を見て、
嫌な予感がする早瀬丸ですが、カウンターに行くとその予感は的中します。
規則と感情の間で揺れる図書館勤務の日々
椅子にふんぞり返り、図書館なのに飲み物を飲もうとする男性。
しかし本が汚れるといけないので、
飲み物をしまっていただけるか?と言うと、
理由がしれたことで、納得したのか、
素直に飲み物をしまいます、根っからの悪者ではなさそう、
見た目はともかく…。
カードを作りたいとのことで、
履歴を調べてみると、苗字が変わったのではないか?と問うと
本人曰く小学生の頃に変わったそうです。
細かく話すために、裏の事務所に二人で行くことになります、
素直についていくあたり悪すぎるという感じはしませんが…
変わる前の苗字は、石平の様子、
その頃に借りた本10年前に借りた本がそのままになっている様子。
図書館の奥深い世界:本の行方と葛藤の物語
返すまで、貸し出し停止となるきまり、だと告げると。
男性は無いと言い、
引っ越しの時にどこかにやったのではないかと言う。
早瀬丸はその場合弁償となると、淡々と伝えると。
男性は、大声で大昔の本の事でと怒り出し時効だと訴えます、
その男性の強面にも怯えずに、
目を合わせ冷静に見つめる、早瀬丸。
利用者との対立から考える、図書館の運営と課題
大昔のことを(10年前ですが)言われても、
という男性の気持ちもわかります。
特に淡々と冷静に規則決まりと言われても、
こちらに勿論非があるのは客観的に考えればわかるはず。
分かりたいのですが、
感情論になってしまうと、
つい、
そんな昔のことと思いそれくらいなら、
今まで大丈夫だったのだからとも感じてしまうことも。
許されるはずは無いですが考えてしまいますが、
図書館がわからしてみればその本が返ってこないことによって、
探す手間、
管理不足を追求される、
なによりも返されない本は税金で買った本無料ではなく、
お金が使われている。
そして無いことにより、その本を借りたい人達が利用できない、
貸し出された記録も残しておく必要があるのでしょう。
今回のケースのように。
(しかし今回のケースは、苗字も住所も変わっているこの男性、どのようにして10年前の男性と今回の男性を結びつけたのでしょうか?生年月日、経験からくる推測で訊いてみた?恐るべし個人情報、恐るべし図書館)
図書館側からすれば、
怒りをあらわにされること自体が,
理不尽なことなのでしょう。
(しかしもう少しいい方を柔らかくしてくれても…とおもう図書館もあります、規則って言われても…(´;ω;`))
早瀬丸も同僚の白井と一緒にその辺りの事を説明し、
渋々なのか、
理解したのは分かりませんが納得したように男性も弁償しようとしますが、
ここでまた問題が発生してしまいます。
弁償のお金を払おうとする男性、ですが…
早瀬丸はお金はうけとれない、と言います…
実物を買ってきてくださいと、
すると渋々でも弁償しようとした男性は、
またも怒りをあらわにしますが、
同僚の白井が、役所なので厳しいのだと、
やんわり?威圧的に?諭します。
これも本をなくした事に対するペナルティだと思えば受け入れるのですが、
お金を払って終わりではなく、
きちんと物を返すことが正しいのですが、
分かるのですが、
規則で終えられてしまったりすると、
悲しくて、雑に扱われたような、惨めな気持ちも湧いてしまいます。
規則なのはそちらがわの都合でしょと、
言いたくなるような態度で言われてしまうと尚更に、
勿論悪いのは、借りたものを返さない側が悪いのは明白なのですが。
そうこうしたやり取りに男性は、
苛立ってしまい、更には意固地になってしまい、
おれには場違いだと思ってるんだろ、もういいわ
二度とこねえよと言って立ち去ってしまいました。
そんなつもりのなかった、職員の二人は、
これからも使っていただきたい、旨を話しますが、
男性は思うことがありそうに立ち止まるも、
結局は帰ってしまいました。
その後二人は、
規則にそって行動したにも関わらずに、
反省会というなの話し合い、
白井は本に対しての思いを話し、
対して
早瀬丸の言葉は
私…はもう 何度も怒って…… それでも 本も利用者も戻ってこなくて…
なんか 疲れちゃったな 怒るの
漫画 税金で買った本 1冊目 わくわく☆しりたい どうぶつのなぞ より引用
でした。
そして、淋しげに仕事に戻っていきます。
職場にとって、大多数の利用者にとって、
納税者にとっての正しいと考えられる行為をしたのにも関わらす、
今回の二人だけで定めた規則ではなく、
色々と話し合われた結果妥当だと思われる正当性のあると思われる規則ができた
(出来たのだと思いたい)規則を、
執行したのにも関わらす、
感謝も賛辞もされずに、
虐げられそうになり、
更には、
本も返ってこずに、
利用者になりそうな人物も怒り出ていってしまい逃してしまう。
そのような事を何度も何度も経験しているであろう早瀬丸。
(早瀬丸に限らすこのような事は有るのでしょうが、理不尽な思いをしている側が次回、別の立場では、逆の立場になっているという事もあるのでしょう 負のスパイラルでしょうか)
本当は利用者にとって最適な環境で本を借りてほしいだけなのに、
利用者が便利に気持ちよく使ってほしいだけなのに、
できるだけ公平に利用してほしいのに、
その思いの規則が逆の結果になってしまう。
仕事は本当に難しいですね。
図書館に限らすに特に声の大きい、
横柄な態度の客ほど、
丁寧な気を使った対応をしなければいけない。
問題を起こさないため、
起こさせない為に現場の人達は気を使う、
という理不尽。
丁寧な気持ちの良い人にこそ、こちらも丁寧な対応をしたいのに、
するべきなのに、愛王が逆転してしまう、という矛盾。
仕事とは、組織とは、と
心に響いた感銘を受けた言葉でした。
皆様も、図書館でのやり取りを
直接読みたい方は
税金で買った本 原作 ずいの 漫画 系山 冏(けいやまけい) ヤンマガKCスペシャル 講談社
第1巻 1冊目 わくわく☆しりたい どうぶつのなぞ
を、是非読んでみて下さい。
皆様には、どのような新しい響きがあるのか、
楽しみです。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
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