『それでなにかいいことあるなら どこへでも逃げてきゃいいじゃない』藤原貴梨花の言葉に学ぶ処世術とは?言葉の意味とは

漫画

それでなにかいいことあるなら どこへでも逃げてきゃいいじゃない

漫画 コンシェルジュ 第6話 ロマンス・コンシェルジュ(前編) より引用

ーーー藤原貴梨花 女優 の言葉 漫画 コンシェルジュ より

心に響いた部分

今回のクインシーホテルには、熱く燃える男がご宿泊しようとしています。

宿泊が目的ではなく、

命をかけた、

プロポーズ作戦を成功させようと滾っているのは、

2802号室の上川篤様と、相良彩織様です。

この時ホテルは部屋の改装中、

バリアフリーの客室が造りたいという最上の提案をうけて、

オーナーの松岡は今回のあんに対しては積極的に動きます、

バリアフリーは時代の流れ、

宿泊拒否にたいするホテルへの世間の風当たり、

など広い視点で経営的に物事をキチンと考えた上での判断これには、

最上も舌を巻きます。

勿論その先にあるのは、障碍者のみではなく、

高齢者向けのパックツアーなどの企画も構想している経営、

利益をキチンと考えてしまいますが。

納期は厳守という厳しい面も見せますが。

そんな事とは関係なく、

広い部屋と、いい眺めで気持ち良く過ごしている、

上川、相良の二人ですが、

上川の、男の計画、夜景の見える窓際の席の確保が、

レストランは週末なので予約のお客様で満席ということで、

いきなり頓挫してしまいました。

燃え上がった計画を立てた時、

ホテルを予約した時に、

レストランの予約はしなかったんかい?と

言われそうな雰囲気でしたが、

そこは一流のホテル一流の対応すべくコンシェルジュの利用を勧めてくれます。

コンシェルジュという聞き慣れない単語に首を傾げる上川でしたが、

コンシェルジュデスクに向かいます。

そこには、

部屋の改装に忙しかったのか、

いつもの二人の姿はなく、

そこにいたのは女優の藤原貴梨花でした。

彼女がここにいて無事に済むはずはなく、

書類の翻訳を頼まれた際には、

大量の辞書を貸し出しお客様を煙に巻いている状態。

そこに上川と相良の二人が相談に行くと早速、

上川が以前は違う彼女を連れてきたというような、

言い回しをして誤解を生み出さそうとします。

間一髪のところで戻ってきた涼子により事なきを得ますが、

かなり意地の悪い冗談、だと炎上してもおかしくなかったかもしれませんが…

二人は心優しく許してくれます、寛大ですねぇ。

ここで上川はプロポーズ作戦を涼子に話します。

それでも週末に夜景の見えるレストランの席を確保することは困難でした。

そこに現れたのが最上でした、2802号室と紹介されただけで、

二人の名前が出てくるという有能ぶりを早速発揮し、

今回の要望についても、すぐにルームサービスを使うことを提案してくれました。

高層階に宿泊なだけあり、

眺めもよく雰囲気も盛り上がってきた二人、

頃合いをみて上川は勝負に出ます。

指輪を片手に結婚の申し出をします、

熱い気持ちをぶつけますが。

その上川に対して相良の反応は

ごめんなさい

        で し た。

どうしてと問いかける上川に対して、

相良のとった行動は…

部屋を出ていってしまうことでした、

何も分からずに取り残される上川、追いかける涼子。

逃げるか向き合うか、貴梨花の哲学

廊下に出てエレベーターの前辺りで出くわしたのは、

藤原貴梨花でした。

貴梨花が声をかけるも相良は涙目で走り去ろうとし、

エレベーター前で止まります。

その状況に対して

貴梨花が言った言葉が

ほっときなさいよ 何があったか知らないけどさ あたしはね 泣きながら逃げていく人間ってのが 一番キライなのよ! エレベーター来たわよ 乗んないの?

それでなにかいいことあるんなら どこへでも逃げてきゃいいじゃない

漫画 コンシェルジュ 第6話 ロマンス・コンシェルジュ(前編) より引用

でした。

貴梨花のメッセージから考える、逃げる選択の意味

自分の力でのし上がる芸能界に身を置き、

自分の力を磨いてのし上がっている貴梨花らしいといえばらしい、

厳しくも的を得た言葉でした。

確かにどんなに辛くても、

悲しくても、

泣きながらだろうと無言でその場を離れられたら、

その人の本心は立ち去られた立場からしたら分かり得ないので、

立ち去られても困ってしまう。

分かろうと試行錯誤したところで、

あくまでも憶測に過ぎず、

自体が好転する確率は低いのかもしれません。

その場は逃げることで一時しのぎはできるかもしれない、

または残された者達でなんとか、

取り繕えることも可能かもしれない。

その事が良いことであるなら、

逃げた先に好転するキッカケがつかめることも無いとは言えないですが、

目的を持って言った場所ならば、

行ったことならばともかく、

逃げた先に幸運が有ることはほほ無いと言っているのかもしれません。

失敗と向き合う勇気:藤原貴梨花の言葉が教える生きるヒント

逃げてしまった人間は、

何も良い方向に解決はしないという、

貴梨花ならでは処世術なのでしょう。

しかし、

甘えった立場かもしれませんが、

どうしても向き合いたくないこと、

向き合うことよりも投げ出してしまうことが、

解決になるのでは無いかと思ってしまうことが有るのも、

事実なのでは無いでしょうか。

向き合った結果が全てにおいてハッピーエンドになるわけでも、

好転することが保証されているわけでもないですし、

常に前向きでいられるほどに、

気力が充実しているとも限らないのですから。

まぁ、

貴梨花ならばその事も含めて、

失敗も糧にし、

いつでも立ち向かえるだけの余力を残す、

または逃げるということを選択肢に入れなければ、

どのように立ち向かうかの方法を思考することに、

意識を気力を費やすべきだと言うのかも、

そのように生きているのかもしれませんね。

それでも、

心が壊れるという状況ならば、

その場を逃げるのは恥でも情けなくもなく一つの選択肢、

戦略だとは思いますが。

そのような貴梨花の言葉が、

心に響いた感銘をうけた言葉でした。

皆様も貴梨花のこの言葉を

直接読んでみたい方は

コンシェルジュ Concierge 原作 いしぜきひでゆき 漫画 藤栄道彦

BUNCHCOMICS 新潮社

第2巻 第6話 ロマンス・コンシェルジュ(前編)

を、是非読んでみて下さい。

皆様には、どのような新しい響きがあるのか、

楽しみです。

最後まで読んでいただき、

ありがとうございました。

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