『任せとけ』――モンキー・D・ルフィとロロノア・ゾロの言葉
その一言に、
出会った言葉とのエピソード
あなたには、こんな経験はありませんか?
「もう、自分にはどうにもできない」
「頑張ったはずなのに、何も届いていない気がする」
そんなふうに心が折れそうなとき。
私は、そんなときに出会いました。
モンキー・D・ルフィとロロノア・ゾロの言葉――『任せとけ』 に。
これは、人気漫画『ONE PIECE』第4巻 第35話「ネオ坂道」に登場する、
たった5文字のセリフです。
でもその短い一言に、まるで心が抱きしめられるような、温かな力を感じたのです。
この言葉が私に与えた気づきや、そこから広がった考察をお伝えします。
きっと、あなたにも届くものがあれば幸いです。
言葉が発せられるまでの経緯
物語は、シロップ村。
ルフィたちは、クロネコ海賊団と激突中。
標的は、財産と命を狙われているカヤ。
カヤを守るために、ウソップは体を張って必死に戦いますが、ジャンゴの刃が迫り、
仲間の少年たち、たまねぎ・ピーマン・にんじん、に「カヤを連れて逃げろ!」と命じます。
同時に、ルフィたちもジャンゴを止めに行こうとしますが、クロとブチが立ちはだかり進めない。
自分は動けず、誰にも届かない――
そんな悲痛な心で、ウソップが嘆く瞬間。
その時、
ルフィとゾロが揃って放ったのが、
『任せとけ』
漫画 ONE PIECE 第4巻 第35話 〝ネオ坂道〟より引用
でした。

心に響いた理由と、そのときの私の感情
たった一言なのに、胸の奥がぎゅっとなりました。
なぜなら、この言葉は「無力感にいる人間を包むような信頼の証」だからです。
できることはすべてやった。でも、どうにもならない状況ってありますよね。
そんなときに、誰かが「大丈夫、任せて」と言ってくれるだけで、
「ここまでやってきてよかった」と報われる瞬間があるのです。
ルフィとゾロの背中は、まるで「お前の想い、俺たちが受け取った」と言っているようで。
それだけで、人は立ち上がれるのだと感じました。
『任せとけ』から学んだこと
このセリフが教えてくれたのは、
「託すこともまた勇気だ」ということです。
人に頼るのが苦手な人ほど、抱え込んで潰れてしまう。
でも、自分が本当に信じられる仲間がいるときは、
「助けてほしい」「任せたい」という気持ちを言葉にすることが、
強さに変わるんだと気づきました。
そして、託された側はそれを「受け取る覚悟」があるから、
たった一言で相手の人生を支えることもできる。
この相互の信頼があってこそ、『任せとけ』が重みを持つのだと思います。
今回の言葉が教えてくれること
今回の言葉が教えてくれること(修正版)
『任せとけ』という言葉が私たちに教えてくれるのは、
「自分一人ではない」と信じられることの尊さではないでしょうか。
人生のなかで、誰しも一度は、努力が報われず絶望に立たされるような瞬間を経験します。
何をしても届かない、何もできない。そんな坂道の途中で立ち尽くしてしまうとき。
でも、そんなときに「任せとけ」と言ってくれる誰かがいるだけで、
心の中にふっと灯がともり、もう一歩だけ、前に進んでみようと思えるのです。
それは、言葉が単なる音ではなく、
人の心を動かす力を持つということを証明してくれる瞬間でもあります。
この言葉は「信じることは、誰かと歩く勇気をくれる」ということを教えてくれているのではないでしょうか。
あなたへの問いかけ
あなたは、誰かに『任せとけ』と言われたことがありますか?
あるいは、誰かにそう言ってあげられたことは?
今もし、がんばりすぎて疲れてしまっているなら、
この言葉をそっと思い出してみてください。
「あなたには、あなたを信じてくれる誰かが、必ずいる」
この言葉が、あなたの心に小さな希望を灯しますように
今回の言葉を、
直接読んでみたい場合は
漫画 ONE PIECE 尾田栄一郎 ジャンプ・コミックス 集英社
第4巻 第35話 〝ネオ坂道〟
を是非、
確認してみてください。
皆様には、
どの様な新しい響きがあるのか、
楽しみです。
「もう一度、読んでよかった」と思えるはずです。
最後に
どんな困難でも、乗り越える力は「誰かを信じること」から始まるのかもしれません。
今回ご紹介した『任せとけ』という言葉。
この5文字が、あなたの心にも届いたなら嬉しいです。
💬 英語で言う「任せとけ」──”Leave it to us” の意味と使い方
今回ご紹介したルフィとゾロの名言『任せとけ』。
これを英語で表現するなら、最も近いのは
👉 “Leave it to us.”(リーヴ・イット・トゥ・アス)
です。

✅ 直訳とニュアンス
直訳:それを私たちに任せてください
ニュアンス:「あとはこっちに任せて」「君はもう安心していいよ」という、信頼と責任感を込めた表現です。
✅ 誰が使う?どんなとき使う?
この表現は、頼れる仲間・チームメンバー・家族などが、
「あなたが無理をしすぎないように、自分たちが代わりにやるよ」と安心させるために使うことが多いです。
✅ 例文でイメージしよう
🔸 仲間に対して
You’ve done enough. Leave it to us from here.
(もう十分頑張ったよ。ここからは俺たちに任せて)
🔸 家族でサプライズを用意するとき
Don’t worry about the party. Leave it to us!
(パーティーの準備は心配しないで。私たちに任せて!)
🔸 職場で部下が疲れていたら
You look tired. Take a break and leave this to us.
(疲れてるようだね。ここは任せて、少し休んで)
✅ カジュアル表現なら?
よりカジュアルで口語的に言いたいなら、
👉 “We got this!”(ウィー・ガット・ディス)
もおすすめです。
これも「任せておけ!」「大丈夫、こっちに任せて!」というニュアンスで、仲間同士でよく使われます。
✅英文での言葉として最後に
言葉というのは、単語そのものよりも“気持ち”を伝えるもの。
『任せとけ』という日本語が持つあたたかさと信頼感を、
英語の “Leave it to us” でもしっかり表現することができます。
あなたも、大切な誰かに――
「あとは任せて」と、心から言える瞬間がありますように。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

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