『人に言って気がつくこともあるということですよ』に込められた感動と教訓:セリフの魅力を探る

漫画

人に言って気がつくこともあるということですよ

漫画 コンシェルジュ 第5話 真の仕事とは… より引用

ーーー最上拝 コンシェルジュ の言葉です 漫画 コンシェルジュ より

心に響いた部分

今回の問題提起者は上田様

子ども一人に母一人の境遇でクインシーホテルにご宿泊中です。

ロビーで佇んでいる時にも、

どこか上の空で乳児程のお子様が泣きじゃくっているのにも、

気に留めない様子です。

勿論そのような様子のお客様を最上拝が頬って置くわけもなく、

声をかけ、対応を促しますが、

その時にカバンな中に白い封筒を目にしてしまった最上

最上拝の言葉が教えてくれたこと:人に言って気がつく力

その後、不信な態度を頬って置かない最上上田の宿泊部屋を訪ねます。

その部屋では上田はまさに白い封筒と瓶に入った錠剤を机の上に置き、

ベットに入る我が子に両手を向けているところでした!

突然の最上の訪問に我に返る上田。

最上への対応をする上田。

最上の訪問の目的は、病気の子猫のために、

赤ちゃん用の粉ミルクを分けてほしいとのことでした。

無事に分けてもらった最上は次回以降も分けていただきたいと話、

そそくさと部屋を出ていきます。

勿論ただの勝手な申し出なわけでありません。

この申し出のおかげで取り敢えずは、

白い封筒と錠剤を鞄に戻し事なきをえた上田ですが、

問題が解決したわけでも好転したわけでもありません。

そのころ、

川口涼子は今回ご宿泊中の女優、

藤原貴梨花の問題を解決すべく同行中でした。

藤原貴梨花は有名女優ですが彼女もまた悩んでいました。

自分は女優としての価値は一日一日が過ぎるたびに減っていくと考えており、

毎日を楽しもうと必死です。

翌朝そんな二人がコンシェルジュの二人のいる場所で巡り会います、

今日も一日を必死で楽しもうとする貴梨花はスケジュールを声に出し、

涼子に付き合ってもらうように話します、

それを聞いていた上田は毎日毎日楽しそうで羨ましいと発します。

すると、貴梨花は血相を変え

冗談じゃないわ! 毎日毎日退屈で仕方がないわよ! 退屈で仕方がないから楽しもうと必死なんじゃないの! あたしにとって一日がどんなに大切かあんたにわかる⁉ 何もしないでグチばっかりこぼしていれば毎日ハッピーで楽しい人生が転がり込んでくるわけ?

漫画 コンシェルジュ 第5話 真の仕事とは… より引用

と一息に言い切ります。

それを聴いていた最上

その通り、嘆くだけでは変わらない、

自分でなんとしようとする意志が必要だと言います。

この発言を最上は、

上田だけではなく貴梨花にも言いたかった様子で貴梨花は痛いところをつかれた、

そうだなあという表情になります。

そして、

お詫びとばかりに貴梨花は上田に楽しみ方をレクチャーすると、

今日は三人で楽しもうということになり、

上田の子供はと荷物はホテルが預かるというはこびになります。

この流れも、

最上の計画道理だった様子で、

非常事態だとし最上は上田の鞄の中なある白い封筒を取り出します。

封筒には 遺書 と書かれており中身は、

子供の父親は別の女性と駆け落ち…二人で天国…との内容でした!

そのような内容でしたが3人は出掛けていき、

一応の気分転換、

その後帰ってみると最上がカウンターで深刻な表情で、

粉ミルクを必要とした子猫は、苦しそうなので安楽死を考えていると話します。

それを聴いた涼子と貴梨花はは勿論止めようとします。

それに対し最上は、

子猫をこれ以上苦しませたり、

ホテルに置いておくわけにもいかないという理由があるので、

それに同意してくれますよね?

という問いを、上田に投げかけます。

少し思案したのち上田は、

反対ですといい、

一生懸命生きようとしている、

せっかく生まれてきたのだからと答えます。

すると、子猫が一鳴きその場はおさまります。

その自身の一言で上田はその後例の決意を思い度止まり、

遺書を破り捨て生きていくことを決意し、ホテルをチェックアウトして帰っていきます。

しかしなんと、

その後涼子と貴梨花が見た子猫は、

鳴き声の出る玩具ですべては最上の人生を左右する演技でした。

その事が分かった後の

最上の言葉は

人に言われるのではなく

人に言って気がつくことも あるということですよ

漫画 コンシェルジュ 第5話 真の仕事とは… より引用

でした。

あのような壮大な演技をしつつも、

そのおかげで無事に人の命無事に救ったにも関わらずに、

さも平然と語ります。

人のためになること、

人のために動く事は最上にとっては、

日常の一部として生業として身についているのでしょうね。

見習いたい気持ちです。

人に言われるよりも、

自分で口に出して、声に出したことにより気がつくこと、

頭に胸に残ること確かにありますよね。

自分で言っておきながらも、自身の行動を恥じてしまったり、

話しているうちに矛盾に気がついてしまったり、

人に言われても反論してしまうことも、

自分で気づいたことならば腑に落ちることや受け入れられること、

無駄な矜持かもしれませんが、

つい人に言われると、

受け入れがたいことがあるのも事実です、情けないですが…。

または、自分で言ったことなんだからこそ、

自身に責任がうまれる、

自分で言ったことぐらい守らなければ、

言ったことぐらい出来るはずという気持ちになるのも確かかもしれませんね。

と考えさせられた、

心に響いた感銘を受けた言葉でした。

皆様もこの一連のやり取りを

直接読みたい方は

コンシェルジュ Concierge 原作 いしぜきひでゆき 漫画 藤栄道彦

BUNCHCOMICS 新潮社

第1巻 第5話 真の仕事とは…

を、是非読んでみて下さい。

皆様にとって、どのような新しい響きがあるのか、

楽しみです。

最後まで読んでいただき、

ありがとうございました。

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