やられっぱなしで 傷ついた おれの名の方が 重症だ

漫画

言葉までの経緯

海賊専門泥棒ナミの罠によって、捕まってしまった、ルフィ。鉄格子に入れられてしまいます。

その状態で、眼の前の大砲に、特製バギー玉をセットされ、導火線に点火されてしまいます。

さすがのルフィもこれには危機感を感じます。

ここで、ナミはこのまま人を殺せば、海賊と同類になってしまうと、悩みルフィを救おうとします。

けれども、多勢に無勢、危機は高まります。

そこに登場したのがゾロでした。

そして、ゾロと海賊”道化のバギー〟船長との一騎打ち、

あっさりとゾロがバギーを斬った、

と思いきや、悪魔の実である、バラバラの実を食べていたバギーは斬っても斬れない、バラバラ人間であり。

斬ったはずの手が宙に浮き、ゾロの背後から腹を突き刺してしまいます。

そのような経緯で、やられたと感じたゾロ。

ひとまずその場を離れることができたのですが、休んでいた家は、特性バギー玉で吹き飛ばされてしまいます、そして少しの休息を取ったゾロは目覚めます。

そのような状態のまま

町長が、道化のバギーに挑むため、立ち向かいます。

ナミとルフィは、手を組みます。

そんな中で、その場にいられるほど、ヤワでもなければ志が低いわけでもない、ゾロ。

傷ついているはずのお腹を気にして訊いたナミに、治った、とあっさり言い放つゾロ。

そして戦闘の雰囲気を高めつつ

ゾロが言った言葉が

ハラの傷より…

やられっぱなしで 傷ついた おれの名の方が 重症だ

いこうか!

漫画 ONE PIECE 第2巻第14話 〝無謀っ!!〟 より引用

でした。

心に響いたこと

体を大切にしていないわけでもなく、無謀な戦いを挑もうとしているのでもなく、

やみくもに戦いをするわけでもない。

たとえ傷ついていようとも、

守るべきもの、優先させなくてはいけない誇り。

自身の道しるべを汚さないため、自身を許せなくなるような行動はできない。

自身の名を汚されたくない、自身の行動によって汚すことはもっと許せない。

今までの積み重ねが、今までの想いが、今までの生き様を曲げないためにも、

必要なことであり、優先しようとする志に魅力を感じられます。

自分の傷は、自己回復できる。

けれども、誇りや、積み上げた名や、評価は、自己回復しない、できない。

決めるのはいつだって、他人であり、周囲であり、結果であり、実績である。

と、言っているような強い意志に痺れます。

やられっぱなしは性に合わない。

負けるはずのない、負けるようなことは自身の名にたいして、過去の自分に対して失礼であり、自分はこのようなところで、負けるようなヤワな鍛え方、薄っぺらい実力ではない、自分はもっっと上の存在であるということを、自身の行動によって、そのことを証明する、傷ついた名ならば、自身の手で回復させる。

そのような行動ができる、

そのような人財になりたいと感じることができた、

心に響いた言葉でした。

腹よりも、あのようにやられてしまったという、受け入れ難い事実。

評価されてしまうことが許せない、本当の評価ではないと言い切れる、自身を信じきれる、自身を肯定できる。

そのことが一番響いたのかも知れません。

今までの積み重ねが、経験が、生き方があるからこそ、自分を信じ、自分の名を誇りを大切にできるのだから。

皆様には今回の言葉はどのように感じられたのでしょうか。

少しでも新しい発見があれば幸いです。

今回の言葉を、

直接読んでみたい場合は

漫画 ONE PIECE 尾田栄一郎 ジャンプ・コミックス 集英社

第2巻 第14話 〝無謀っ!!〟

を、是非読んでみて下さい。

皆様には、06

どの様な新しい響きがあるのか、

楽しみです。

最後まで読んでいただき、

ありがとうございました。

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