ーーー松岡俊一郎 社長 コンシェルジュ
言葉までの流れ
クインシーホテル・トーキョーで
行われている会議にて、
顧客数を増やすための提案として、
格安なプランの提案をされるものの、
ホテルの価値をそして、
其処で働く従業員の価値を
下げないためにも
断固として安売りをしないと、
松岡秀一郎が発した決意の言葉です。
『価値を下げずに魅力を高める、松岡社長の決断』
心に響いたこと
松岡俊一郎社長の
強い意志と決断力には、
私は大きな感銘を受けました。
松岡が断固として言い切った言葉
当ホテルでは値引きは一切行わない！
漫画 コンシェルジュ 第16話 涼子奮闘記 より引用
からは、
一見すると単なる安売りに対する反対意見に
聴こえるかもしれませんが、
その裏には深い洞察力と将来を見越した
考えが込められていると感じずにはいられません。
松岡の言葉は、
安易な値引きは、ホテルの質や価値を
下げてしまう行為であり、
その結果、
従業員の労力の価値も低下する可能性を
考慮した上でのものです。
彼は単に利益減少を危惧しているのではなく、
ホテル業務の質を損なう可能性を
重く受け止めているのです。
松岡の懸念は、安易な値引きによって
ホテルの質や価値の向上が
見過ごされる可能性にも目を向けていたのでしょう。
客室料金を割引することで一
時的な集客を増やすことは容易です。
けれども、その結果として
ホテルのサービス品質が低下してしまうと、
本来の価値を求めている
お客様は遠ざかってしまうでしょう。
松岡は、ホテルが提供するサービスの質が
顧客の要望と見合っていないことが
根本的な問題であり、質の高いサビースを行い
その行いをしている従業員の
労働価値を適切に評価するためには、
安易な値引きに頼るのではなく、
他の方法で魅力を高めるべきだと考えているのです。
松岡の言葉は、
現場に立たない者が持つかもしれない
安直で単純な視点ではなく、
将来の従業員に対する責任と労働価値を
しっかりと考慮したものだと、感じらた
心に響いた、感銘を受けたことばでした。
考えたこと
松岡の言葉は、
単なる値引き拒否の表明にとどまらず、
ホテルの品質、従業員の労働価値、
ブランド価値、競争力向上といった
幅広い要素を考慮した結果であり。
松岡の意思決定は、
長期的な視野と持続可能性を重視し、
ホテルの繁栄と成長を追求するための
戦略の一部となっていました。
ホテルが真に魅力的なサービスを
提供し続けるためには、
安易な値引きに頼るのではなく、
従業員の努力と価値を重んじ、
独自の付加価値を創造する必要があるのですね。
松岡の言葉は、
ホテル業界における質の向上と
従業員への敬意を示すものではないでしょうか。
その意思決定は、
ホテルの価値を下げずに魅力を高めるという
目標に繋がっています。
松岡の姿勢は、
私たちに真のサービスの意義を
教えてくれるものなのでは、と感じられました。
物語の流れ
舞台はクインシーホテル・トーキョーの会議
発言者は支配人の笠井信男
ここ数年の状況を考え見ると、
企画部からの意見を取り入れ、
格安プランも必要、という提案をします。
その提案を断固として反対した
社長の松岡俊一郎の言葉は
当ホテルでは値引きは一切行わない！
漫画 コンシェルジュ 第16話 涼子奮闘記 より引用
でした。
社長が、従業員の努力と価値を重んじ、
信じているのだと感じ取れました。
この物語を直接読みたい場合は
コンシュルジュ 原作 いしぜきひでゆき 漫画 藤栄道彦 BUNCHCOMICS 新潮社
第3巻 第16話 涼子奮闘記
を、是非読んでみて下さい。
皆様にはどの様な新しい響きがあるのか、楽しみです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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