福音館書店

絵本

きょうのぶんの アイロンがけを どんどん かってに やりはじめます。

毎日毎日アイロンがけをして、何十年と使い込んだアイロン。そのアイロンが突然自分で動き出しアイロンがけを始めます。大切に使ってきたがゆえに仕事を手伝ってもらえるようになった喜びと、必要以上の行動を起こされてしまったことの困惑の始まりです。
絵本

くろまめは ねが しっかり はっているので 

おばあちゃんは黒豆を育てていますが、夏の終りに台風が来て黒豆が斜めに倒れてしまいます。けれども、おばあちゃんは慌てませんでした、それは黒豆のことを理解していたからです。
絵本

まどのむこうの

切り取られた枠の中から見られる果物、一部分しか見られない。だからこそ細かい部分を観察できる、意識できるそんな事を感じられた言葉でした。
絵本

うごいた おやまは、おとうさん

お姉さんと弟が発見したおやま。そのおやまの、さまざまな難所を越えて頂上へ到達します。頂上からの帰り道に発見した洞穴を覗くと、突然のくしゃみで飛ばされてしまいます、その時の場面の言葉です。
絵本

こんどは みんなで てわけしてーモリダクサンとチョビットさんから学ぶ協力の力 ー 公園づくりに見る能力の活かし方

「チョビットさんとモリダクサン」の物語を通じて、小さな努力と大きな力、それぞれの能力を活かす協力の大切さを考えました。自分の活かし方に迷ったときのヒントになる絵本の紹介です。
絵本

でも、てんは だまって いってしまいました。ーてんの一歩に涙した日——「ゆきだるまのようちゃんとてん」に学ぶ勇気の物語

『ゆきだるまのようちゃんとてん』を読んで感じた、てんの「声をかけられない気持ち」が私自身と重なりました。人見知りでも、やりたいことに一歩踏み出す勇気の大切さ、そしてその姿から子どもに伝えたい思いを綴ります。
絵本

ねじを まわしてみたけれど、オルゴールの おとは もう ならなかった。「ねじを回しても音は鳴らない──絵本『くじゃくしんしとオルゴール』の深い余韻」

満月の夜、回してはいけなかったオルゴール。音の消えたあとに残った孔雀紳士のまなざしには、後悔ではなく静かな満足があった——。美しくも切ない絵本『くじゃくしんしとオルゴール』の余韻と、その深い意味を読み解きます。
絵本

ねえ おかあさん、とらちゃんがなんか、 いつもと ちがうよーその優しさに胸が熱くなる――猫と少女が教えてくれた本当の思いやり

「とらちゃんが、なんかいつもとちがうよ」――理不尽な態度にショックを受けても、感情を交えずに事実を伝える少女・なみ。その素直さに、思いやりの本質を教えられました。
絵本

かるくなるって、りんごが なくなるってことだったんだー善意の先にある葛藤と成長──絵本『テオのりんご』を読んで

おばあちゃんにリンゴを届ける途中、善意から少しずつ渡してしまったテオ。感謝と後悔の間で揺れる心を描いた絵本『テオのりんご』を深く読み解きます。
絵本

だれが ながく もぐっていられるか きょうそうだートマトとナスとキュウリの友情に学ぶ、自分の強みと仲間の尊重

中の良い仲間といえども勝負、自分が得意ことでの勝負に持ち込めば有利になれると考えての提案だったのではないでしょうか?絵本『トマトとなすときゅうりのなつ』は、自分の得意なことで輝くトマトと、それを認め合う仲間たちの友情物語。子どもにも大人にも響く、共感と学びのある夏の一冊です。