モンキー・D・ルフィの言葉
ONE PIECEルフィの名言『死なせたくない男がいる』に心打たれ、考えたこと
「他人を助ける、その行動に理由は必要なのでしょうか。」
この質問を真っ直ぐに考えさせてくれる、ひとつの言葉に出会いました。
マンガ『ONE PIECE』第5巻「追え!!」より。
言葉が発せられるまでの経緯
シロップ村で、カヤを村人を守るため戦うウソップ。
そのカヤの命を狙う、クロの部下ジャンゴが、カヤと共に林に入った、たまねぎ・にんじん・ピーマンたちを追い始めます。
その危機を感じたゾロは、ウソップを抱えて林に向かおうとするも、その目の前に立ち塞がろうとするのは、C・クロ。
そこにルフィが割って入り、クロの動きを止めます。
「なぜ、関係ない村の事に首をつっ込む?」
クロが質問を投げかけると、
ルフィはすこしの間を置いてから、
高らかに言い放ちました。
『・・・・・・・・・』
『死なせたくない男が
この村に
いるからだ!!!』
漫画 ONE PIECE 第5巻 第36話 〝追え!!〟 より引用
でした。

その言葉に出会ったときの感情
「なぜそんなに」。
理性では分析できない、本能的な行動。
心から守りたい、その気持ちの純粋さに、自分もこころから人を助けられるようになりたい。そんな気持ちになりました。
考えたこと・学び
ただ利益でない、理由を探さない。
心から大切に思う人がいるとき、人は理性を越えて動き出せる。
そんな存在のありがたさを、ルフィは示してくれました。
また、この言葉から受け取ったことは、戦う相手に悪を見出し、それを成敗させることが目的ではなく、「努力を繰り返し、信念を持って詰める」者を支えたいという気持ちが執っていたことです。
悪行を成敗するためではなく、「手を貸したくなるほど、精一杯の行動をする者」を守るために行動する。
クロが基準ではなく、ウソップを基準に顔を突っ込んでいると、クロの存在など気にしていないと、挑発しているようにも感じられます。
そんな心の琴線に触れる感覚を、この一言から受け取りました。
今回の言葉は
手を貸したいと思えるほどの存在がいる、
そのように思わせる行動を繰り返せば、
自然と人の心は従い、手を貸してくれる人が近づいてくるのではないでしょうか。
読者へのメッセージ
あなたが本当に心から大切に思える人のために行動したとき、その想いはきっと誰かの心を揺り動かすはずです。
あなたなら、このルフィの言葉をどのように受け止めるでしょうか?
今回の場面を、
直接読んでみたい場合は
漫画 ONE PIECE 尾田栄一郎 ジャンプ・コミックス 集英社
第5巻 第36話 〝追え!!〟
を是非、
確認してみてください。
皆様には、
どの様な新しい響きがあるのか、
楽しみです。
ぜひ原作を直筆で読んで、自分の心に残るたった一言を見つけてみてください。
この言葉を英語にしたら
🔵 英文
“Because there’s a man in this village I don’t want to let die!!!”
🔵 発音(カタカナ表記)
ビコーズ ゼアズ ア マン イン ディス ヴィリッジ アイ ドント ウォント トゥ レット ダイ!!!
※ ネイティブのリズムに近づけるなら、
「ビコーズ」→「ビカズ」みたいに少し短く発音されることが多いです。

リズムで区切ると
Because|there’s a man|in this village|I don’t want to let die!!!
という感じで、自然な間が入ります。
🔵 意味
「この村には、死なせたくない男がいるからだ!!!」
Because = 〜だから
there’s a man = 一人の男がいる
in this village = この村に
I don’t want to let die = 死なせたくない
つまり、
「理由はこれだ。
この村には、絶対に死なせたくない男がいるからなんだ!!」
という、熱くて強い気持ちをまっすぐ伝えるセリフです。
🔵 言葉の説明とニュアンス
Because はこの文全体の「理由」を強調する導入です。
there’s a man で、「特別な一人の存在」をズバッと指し示します。
in this village が「場所=シロップ村」を具体的に示しています。
I don’t want to let die は「自分が主体的に守りたい」という強い意志が込められた表現です。
「let die」は「死なせる」「放置する」というニュアンスなので、
「そんなこと絶対にさせない!」というルフィの気持ちがにじんでいます。
この英語は、ただ「誰かを助けたい」というよりも、
「どうしても守りたい存在がいる」
という強くて個人的な意志を、シンプルな言葉で力強く表しています。
最後まで読んでいただき、
本当にありがとうございました。

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