何で私の宝を 置いていかなきゃいけないのよ!!! ナミの言葉

漫画

自称〝海賊専門の泥棒〟ナミの言葉です。

言葉までの経緯

船長同士の戦いも終盤です。
モンキー・D・ルフィ VS バギー
押され気味のバギーですが、海賊見習い時代を追想し、自分の志を声高に宣言するバギー。
財宝に対する執念と誰にも渡さないという執着。

その宝に手をかける者に対する怒りもかなりのものです。

二人の船長による激しい戦いに見とれていた自称〝海賊専門の泥棒〟ナミでしたが、自身の目的を思い出し小屋にある宝を盗みだそうとします。

戦いの最中とは言え、バギーの宝への胴欲はゆるぎません。
バギーはバラバラの能力により、上半身を空中に飛ばします。
小屋から自身の宝を盗もうしている波に向かって、財宝を放せと言いながらナイフを両手に持ち迫ります。
ナミにぐんぐんと近づくバギーの上半身でしたが、突然バギーは激痛に襲われます。
ルフィがバギーの下半身に対して攻撃を仕掛けたのでした。
そしてバギーが悶絶している状況で、ルフィーはバギーの相手はまだおれだ、と言いながら、ナミに宝を置いてどっかに行けと言います。
その言葉を聞いた、

ナミが言った言葉が

宝を置いていけですって!?
いやよ!!
何で私の宝を 置いていかなきゃいけないのよ!!!

漫画 ONE PIECE 第3巻 第20話 〝泥棒道〟 より引用

でした。

その言葉にバギーは てめえの宝だァ 
とナミは俺の宝を盗もうとしているだろうと怒りを顕にしますが

その言葉に対しての

ナミの言葉が

当ったり前でしょ!! 海賊専門泥棒の私が
 海賊から宝を盗んだんだから
この宝は 私のもの だって言ってんの!!!

漫画 ONE PIECE 第3巻 第20話 〝泥棒道〟 より引用

でした。

心に響いた事

清々しいまでの、無茶苦茶な道理にも感じられますが、ここまでしっかりと、ハッキリと正々と言い切るとそれは、無茶が通りそうになります。
実際にルフィは納得してしまっています。
自分が決めたルールを守って、そのルールに則っているから正しいのだと自分を正当化する。
一見すると自分勝手に決めていることであり、まったく理に適わない、道理に適っていないさまなのですが、ここまで面と向かって堂々と主張されると、この考えは正しいとことなのだと納得してしまうのかも知れません。
自分を正当化するために、自分に対して納得の行く考えを、自分を信じ込ませるほどの強さで思い込むことは、自己を守るためにも必要なことなのかもしれないとさえ考えてしまいます。
少しのミスや、周りの目を気にしすぎてオドオドと生きていくよりも、自分がより自由に生きるためには、自己の主張をはっきりと述べ、自身の考えを伝え、その主張に沿った生き方をすることが大切であり、自分を大事にすることに繋がっていくのかも知れませんね。
窮屈な思いを感じ、虚しい気持ちで生きるよりも、自分を楽しませるための考え方をmのつことが大切だと感じられた心に響いた言葉でした。

考えたこと

勿論何でもかんでも、屁理屈や無茶な主張をしていいわけではありませんし、その主張によって傷つく人を出していいわけではありません。
今回に至っては、そもそもナミが盗もうとしている宝自体が、海賊であるバギーが誰かから盗んだものであり、宝の持ち主としての権利がバギーにあるかどうか疑問です。

盗んでしまえば自分のものになるなどという、盗人猛々しい無茶な論理も、盗まれたものに対する見方としてならば、バギーに権利がないのだから、そのバギーが持っているものを盗めば、自分の物になる、その考えも正しいのかも知れません。つまりは他者から物を盗む海賊、そのような略奪行為を行っている海賊から物を盗んだならばそれは自分のものと主張することは正しいことである。
他者から物を奪ったのならば、自分が物を奪われたことをとやかく言うのは、おかしい。
奪うならば奪われることをも覚悟していなければ、おかしい。そうナミは教えてくれているのかも知れません。
悪党に対してならば、こちらの無茶な論理を振りかざしても、お互い様である。
ナミはそこまでの決意と論理を考えて、海に出ている。
その覚悟を見習いたいです。
その行為良いことなのか悪いことなのかは、抜きにしてですが。
盗まれた財宝ならば、本当の持ち主が居るはずですし。持ち主のいない、もしくは隠された宝を見つけただけの海賊もいるかも知れません。
そこから盗んだら、それは、罪なのですかね。

皆様にとって、

今回の言葉はどのように感じられたのでしょうか。

少しでも新しい発見があれば幸いです。

今回の言葉を、

直接読んでみたい場合は

漫画 ONE PIECE 尾田栄一郎 ジャンプ・コミックス 集英社

第3巻 第20話 〝泥棒道〟

を、是非読んでみて下さい。

皆様には、

どの様な新しい響きがあるのか、

楽しみです。

最後まで読んでいただき、

ありがとうございました。

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