この1件をウソにする!!!!それがウソつきとして!!おれの通すべき筋ってもんだ!!!!ー【ONE PIECE 名言】ウソップの“ウソ”に込めた信念

漫画

ウソップの言葉

漫画『ONE PIECE』第4巻 第27話「筋」より、ウソップの心に響く名言を取り上げます。

「この一件をウソにする!!!! それがウソつきとして!! おれの通すべき筋ってもんだ!!!!」

ウソップの言葉が生まれた背景

シロップ村の屋敷に仕えるカヤの執事、クラハドール。彼は誠実で信頼できる人物として村人からの評価が高い。しかし、実は彼こそがかつて名を馳せた海賊クロであり、カヤの財産を狙い、仲間の海賊と共に村を襲う計画を立てていた。

その事実を偶然知ってしまったウソップは、村中に警告しようと必死に訴える。しかし、彼は日頃から「海賊が攻めてくる!」とウソをついて村人を驚かせていたため、誰一人として彼の言葉を信じようとはしなかった。それどころか、村人たちはウソップを嘘つきと決めつけ、捕まえようとさえする。

唯一、ルフィの話を聴いたウソップ海賊団の子どもたちだけが話を信じる。しかしウソップは子分たちに「今の話は嘘だった」と告げ、彼らを戦いから遠ざけようとします。

そして、夜の海岸でルフィたちの前に立ち、

ウソップは決意を口にする。

ああ 間違いなくやってくる
 でも みんなは ウソだと 思ってる!!
 明日も また いつも通り 平和な一日が くると思ってる………!!
だから おれは この海岸で 海賊どもを 迎え撃ち!!!
 この一件を ウソにする!!!!
 それが ウソつき として!!
 おれの 通すべき 筋ってもんだ!!!!

漫画 ONE PIECE 第4巻 第27話 〝筋〟より引用

でした。

そして

おれは この村が 大好きだ!!!
 みんなを 守りたい……!!!
 こんな… わけも わからねェ うちに…!!
 みんなを 殺されて たまるかよ……!!!

漫画 ONE PIECE 第4巻 第27話 〝筋〟より引用

と続けました。

ウソップの“ウソ”に込められた想い

どんなに真剣に伝えても、どれだけ心から叫んでも、信じてもらえない。それどころか、拒絶され、怒りさえ向けられる。普段からウソをついていたからこそ、彼の言葉には誰も耳を貸そうとしなかった。

だが、ウソップは諦めなかった。

“本当のこと”を信じてもらえないのなら、“ウソ”にしてしまえばいい。

彼は「ウソつき」として生きてきた。ならば今回も、自分の言葉を「ウソ」にすることで村を救えばいいのだ。

「海賊が襲ってくる」という真実を、ウソップが戦って追い払うことで“ウソ”に変える。それが彼の覚悟でした。

「信頼される嘘」と「欺く誠実さ」

ウソップは村を元気づけるために嘘をつき、カヤを励ますために物語を語った。

一方、クラハドール(クロ)は誠実さを装いながら、裏では村を支配しようとしていた。

“見えている姿”と“本当の姿”が正反対の二人。しかし、村人が信じたのは仮の姿だった。

人の心は行動で判断される。いくら本心が善意であっても、それが伝わらなければ評価されることはない。逆に、どれほど悪意を持っていても、表面的な誠実さがあれば信じられてしまうこともある。

ウソップは「どう思われようとも、自分にできることを全力でやる」と決意し、自分の信念を貫くことを選んだ。その覚悟が、彼をただの「ウソつき」ではなく、仲間にとって信頼できる「戦う男」へと変えていく。

ウソップの決意に学ぶこと

自分がどんな評価を受けようと、自分にとって大切な人や場所を守るために行動する。

それこそが、本当の“筋”なのではないだろうか。

彼の言葉と行動は、「評価を気にするよりも、今自分にできることを全力でやることが大切だ」と教えてくれているのではないでしょうか。

ウソップの“ウソ”に込められた覚悟、あなたはどう感じましたか?

少しでも新しい発見があれば幸いです。

ウソップの名言を直接読みたい方は、

📖 漫画 ONE PIECE 尾田栄一郎 ジャンプ・コミックス 集英社

漫画 ONE PIECE 第4巻 第27話 〝筋〟

をチェックしてみてください。

皆様には、

どの様な新しい響きがあるのか、

楽しみです。

最後まで読んでいただき、

ありがとうございました!

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