今まで俺達が獲りたいと思えなかったやつらなんだ。

漫画

ーーー福田達也 ユースチーム監督 

ユースチームのセレクションに挑もうと集まった86名に対して本音を告げた福田監督の言葉。

あまりにも辛辣であるが、キチンと事実を本音を語っているセレクションを開催する側からの言葉。

その前にも福田は今回のどころかこのようなユースセレクションで合格者が出ることは、ほとんどないとまで説明しています。

始まる前に本音を事実をきちんと伝える、正しいことのようであまり、させていない、していないことではないでしょうか?

かりに説明義務があるからと説明をしたとしても、矢継ぎ早に説明し相手がキチンと理解する前に話を切り上げたり、話を先に進めてしまいこちらからの質問をする機会を得られないようにしてしまったり、重要な事柄であったとしても説明側にとって都合の悪い類部分は曖昧に濁したり、あやふやにして過ごそうとされてしまう、またはそのような事を行ってしまう。こともあるのではないでしょうか?

そのほうが都合がよいから、そのほうが夢をみられるから、自分にとって都合の良い情報だけを信じ、キチンと調べなかったり、心持ちの良い情報のみを鵜呑みにしてしまうことも原因としてあるでしょう。

セレクションに集まった参加者の大半は合格者がほとんどいないという事実は分かっている、その上で参加しているとのことです。

自分は他の人達とは違う、試験を受けさえすれば、キチンと見てくれれば!と考えているのか、本気をここで出せる!と考えているのか、はたまた思い出つくりに、またはユースチームに入る事を吹っ切るために参加した等様々な考えの人が受験しようとしているのでしょう。

たとえ自分にとって辛い事実があろうとも、自分の夢に目標を持っている事、夢に向かって進もうと努力していいること、し続けている事が素直に羨ましいです。

今回の受験者もまさか、入りたい場所から、獲りたいと思えなかったと、監督自ら直接言われるとは思わなかったかもしれませんが、チーム側からそのように思われていることを分かった上で、挑戦できるその覚悟も見習いたいです。

そしてユース側の、監督本人の本音を建前で誤魔化さずに受験者に夢を見せることだけではなく真実を語り、獲る側も、獲られる側も真剣に始めるその姿勢が心に響いた感銘を受けた感銘を受けた言葉でした。

福田監督の、ユースのセレクションで誰も獲らない可能性も高いという言葉ですが、大前提としてユースはスクールではない、戦力になる者しか獲得できないと続きます。

ユースに所属する方法は3つ、ジュニアユースからの昇格・スカウト・セレクションであり、前回は15名のユース生が誕生した。

昇格11・スカウト3・セレクション1とのことです。

昇格にあってもジュニアユースの3年生は25名そのうちから11名となると、残りの14名は昇格させないという結果であり合格できていない選手が多数いるという事実。

スカウト、スカウト班が有望選手がいないかを常にチェックしており、中学の練習や試合にまで足を運んで獲得したいと思った選手は直接声をかけ、セレクションなし入団してもらう。

今回集まった選手は直接声をかけたいと思われなかった選手達であり、つまりはスカウト団の情報ですでに今回のセレクションに集まった選手は選手の能力はすでに知っていると言い、さらに福田監督

わかるか?ここに集まった86名は、

今までに俺達が獲りたいと思えなかったやつらなんだ。

漫画 アオアシ第1巻より引用

と言い切ります。

それでもこのチームに入りたいとセレクションを受けようとしてくれている人達がいることを喜ぶ福田、そんな中から這い上がってくるやつが光って見えるとも言います。反骨心のある逆境を跳ね返す力が欲しいとも言います。

相手が欲しがらなかったからといって、悲観にくれるのではなく、逆にその事をバネに這い上がろうとする、その事を糧にし成長しようとする、悔しいこともそのままにしてしまえば、屈辱だけが残りますが、いかにその先に進むための考えに変えるかで未来は変わっていきますね。そのためにも恨み言で体力や気力を削るのではなく、自分の未来を良くするためにその力を向けたいです。

そんな福田監督の考えを直接読みたい方は

アオアシ 小林有吾 ビッグスピリッツコミックス 小学館

第1巻 第3話 不可欠な光

を是非読んでみて下さい。

皆様にはどのような新しい響きがあるのか楽しみです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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