このせん なんだろう?
一つの場面が私の心に深く響きました。タイトルと作者の間に引かれた灰色の線。最初はただの線に見えましたが、次のページを開くと、その正体は鉛筆で引かれた線だと分かりました。さらに、次のページでは薄暗い場所の写真と透明な線が登場し、水鉄砲による水の発射でできた線のように見えました。
この経験から、線が単なる描画ツールではなく、思考の幅を広げる存在であることに気付きました。線は書かれるだけでなく、表示される存在でもあり、区分けにも使われるのです。私は「線」という言葉に固執し、他の使われ方や存在に気付くことができなくなっていました。