『ウソだっていってたけど それがウソだと思うんだ‼』「ウソを貫く勇気」ONE PIECEが教える大切な想い

漫画

はじめに

みなさんは、誰かの必死の行動を理解したくても、周囲の空気に流されて「そんなのウソだ」と疑ってしまった経験はありませんか。

今回は、漫画『ONE PIECE』第4巻・第31話「〝真実〟」から引用された、

村の少年たまねぎの言葉

『キャプテンは ウソだって言ったけど
 それがウソだと 思うんだ‼』

漫画 ONE PIECE 第4巻 第31話 〝真実〟から引用

を取り上げ、

その深い意味と魅力について考察してみたいと思います。

言葉までの経緯

このセリフを放ったのは、ウソップ海賊団の少年「たまねぎ」。現実に起きている恐ろしい真実を“ウソ”として扱い、村人を安心させようとするウソップの“本当の想い”を感じ取り、彼が決してただのウソつきではないことを理解しているからこその言葉でした。

シロップ村で起きたこと

物語の舞台はシロップ村。ウソップが暮らすこの村に、クロネコ海賊団が襲来しようとしていました。海賊団のキャプテン・クロは、3年間“クラハドール”という執事の仮面をかぶり、周囲からは善良な人物だと信じられていたのです。しかしその正体は、シロップ村を乗っ取ろうとする危険な海賊。

ウソップはその計画を知り、必死に村人に警告しますが、日頃からウソばかりついていたせいで誰にも信じてもらえません。
村を守りたい一心で、ウソップは「海賊なんて来ない」と言い放ち、あえて“ウソつき”のレッテルを背負うことを選びました。
しかし、ウソップの海賊団の子分たち(ピーマン、にんじん、たまねぎ)は、キャプテンであるウソップの言動に違和感を覚え、その裏にある真剣な想いを察していたのです。
そんな状況で、

たまねぎが放ったのが今回の名言、

ぼくは やっぱり海賊は 攻めてくると 思うんだ‼
 キャプテンは ウソだと言っていたけど
 それがウソだと 思うんだ!!

漫画 ONE PIECE 第4巻 第31話 〝真実〟から引用

でした。

表面上の「ウソ」に惑わされず、その奥にある“本音”を見抜こうとする力強い言葉だと感じられます。

心に響いたこと

ウソップが背負った運命と名言の深み

ウソップはずっと、村人たちに「海賊が襲ってくる」と伝えてきましたが、誰も本気にはしません。今になって海賊の襲来が真実だったと証明されると、村人たちが混乱し、恐怖に陥るのは目に見えています。

そこでウソップは「それはウソだ」と言い切ることで、村をパニックにさせず、自分一人でも対処しようとします。
海賊が来ないという“偽りの未来”を真実に変えるため、必死に戦うのです。
その姿は、人知れずに大切なものを守ろうとする者の尊さを象徴しています。
いわば「ウソをウソにするために戦う」。そのウソップの覚悟を、たまねぎは見抜いていました。だからこそ、

『キャプテンは ウソだって言ったけど
 それがウソだと 思うんだ‼』

漫画 ONE PIECE 第4巻 第31話 〝真実〟から引用

という言葉で、ウソップが真実を隠してまで守ろうとしていることの尊さを表現しているのです。ウソの裏には、村を想うウソップの熱い心がありました。

考えたこと

この言葉に込められたメッセージ

大人たちが耳を貸さない真実も、少年たちには「本当は何かがおかしい」と感じ取れる敏感さがあります。ウソップが一人で背負っている苦しみを、子分たちははっきりと認識していないかもしれません。それでも「キャプテンを信じたい」「キャプテンが信じるものを守りたい」という思いが行動を後押ししているのです。

この言葉は、“大切なものを守るために必死に行動している人は、見返りを求めなくても、ちゃんと理解してくれる人が現れる”というメッセージにも通じます。周囲には理解されなくても、真実を知っている人同士の絆は何にも代えがたい力となるのだ、と教えてくれるように感じられます。

この言葉を思い出すのは、どんなとき?

それでは、「どのような時にこの言葉を思い出し、あるいは投げかけられたいのか」を考えてみましょう。

大切なものを守りたいのに、周囲が信じてくれないとき

自分だけが抱える真実や苦しみを理解されず、誤解を受けてしまうことは誰にでもあります。そんなとき、この言葉を思い出すと、「信じてくれる人はきっといる」「自分が守りたいもののために頑張ろう」と奮い立てるかもしれません。

人知れず苦労している友人を励ましたいとき

友人や仲間が、誰にも認められずに孤軍奮闘している姿を見かけたら、この言葉を投げかけてみたいと思うことがあります。理解されない苦しさに立ち向かう勇気を、そっと後押しできるでしょう。
自分だけが気づいた問題を解決しようとするとき

職場や学校、家庭などで「これは大変だ」と感じることがあっても、周囲にはまるで伝わらないことがあります。そんな孤独感を抱えたときに、この言葉が頭をよぎると、「ウソだと言われても、信念を貫く大切さ」が改めて心に響いてくるはずです。

まとめ — “ウソ”を“ウソ”にする覚悟 —

ウソップは“ウソつき”と呼ばれながらも、誰よりも誠実で熱い心を持つ人物です。シロップ村の平和を守るため、たとえウソのレッテルを貼られても構わない。その姿こそが、ウソップの「本当の強さ」だといえるでしょう。そして、そんなウソップを深く理解している少年・たまねぎの言葉には、相手を見抜こうとする純粋なまなざしが宿っています。

『ウソだって言ったけど それがウソ』

一見すると不思議な表現にも思えるこの言葉ですが、“真実があまりに怖いからこそウソにしようとする”ウソップの覚悟に対して、「そのウソこそが真実を映しているのではないか」と少年が感じ取った、その純粋な想いが垣間見えるようです。
私たちも、誰にも理解されないような状況で奮闘しているとき、この言葉を思い出すことで「自分が守りたいものは何か」を見つめ直すきっかけになります。誰が何と言おうと、最後までやり遂げる覚悟があれば、きっとわかってくれる人はいる。その勇気を、この物語は教えているのではないでしょうか。

最後に

最後までお読みいただき、ありがとうございました。『ONE PIECE』という壮大な冒険のなかで、ウソップが見せた“ウソ”に託した本当の優しさと、仲間との信頼関係は、私たちの日常にも通じる力強いメッセージを秘めています。

もし、あなたが「誰にも理解されない」と感じることがあっても、心のどこかで共感してくれる人がきっといます。そんなとき、この言葉を思い出してみてください。あなたの“守りたいもの”がある限り、その行動はきっと誰かの心を打つはずです。

ぜひ一度、原作である

漫画 ONE PIECE 尾田栄一郎 ジャンプ・コミックス 集英社

第4巻 第31話 〝真実〟

を読んでみてください。

そこには、きっとあなたの胸を熱くする物語と、忘れられない“ウソ”が描かれています。

それではまた、次回の記事でお会いしましょう。

読んでくださったすべての方に、

心から感謝いたします。

ありがとうございました。

【参考】

引用元:漫画 『ONE PIECE』 第4巻 第31話 〝真実〟
著者:尾田 栄一郎(集英社 ジャンプ・コミックス)
※作中の状況・セリフは単行本をもとに記載しています。万一、本文中に推測表現や想像による補足が含まれる場合は、その旨を付け加えております。正確な詳細は、ぜひ原作でご確認ください。

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