『今朝のこと、きちん謝ってもらえませんか?』理不尽な対応に直面した経験から考える、自分を表現する力の大切さ

小説

ーーー磯田 店長がバカすぎて

言葉までの流れ

本好きで、書店で働く谷原京子。お客様からの、目当ての本が見つからないという苦情を受け付け、本を探すものの見つからず。棚だしを担当した磯田に本に見覚えがないか訊いてみることしたが、磯田は知らないと言い張り、その事を、疑われたと感じたと、言いきる磯田が、谷原に詰め寄る言葉です。

自分の気持ちを伝える勇気と、他者への理解を求める思い

心に響いたこと

今朝のこと、きちん謝ってもらえませんか?

小説 店長がバカすぎて より引用

この言葉から感じられた私の思いは、

疑問も投げかけることが許されないのか、

少しでも知っていそうな人に

訊くことさえも疑いとみなされるのか、

というものでした。

関係がありそうな人ならば

何かしらの情報を知っているのではないか

と訊いただけではないかという

気持ちで、このような反応をされるなんて、

人と一緒に働くというのは

本当に理解不能な部分があり

理不尽だと感じてしまいました。

ただ、

そのような思いを抱えながらも、

自分の気持ちを伝えることができるのは

大事だな、羨ましいな、とも感じられました。

私はこのような谷原が受けた

磯田からの

理不尽すぎる対応から、

客観的に見ておかしいと

感じられることであるならば、

声に出すことを

私も自分に許しても

良いのではないかと感じ取りました。

このやり取りは私目線では、

谷原磯田

問いかけて、尋ねただけであり

それを、疑われた、と感じている

磯田は、かなり曲解した受け取り方を

したのではないかと、感じられるので、

ここまで言い切る磯田

素直に賛辞する気にはなれません。

ただ、磯田のようにはっきりと

自分の気持ちを、伝えられるという

精神だけは、見習いたいと感じられた、

心に響いた、感銘を受けた言葉となりました。

考えたこと

このやりとりから、私が得た教訓は、

不当な扱いをされた時には

自分の気持ちを声に出す

勇気を持つことの大切さです。

自分の感じた不快や疑問を抱えたままにして

黙っていると、心に闇が広がり、

落胆や絶望につながるかもしれません。

ですが、自分の気持ちをしっかりと主張し、

声に出すことで、

相手に対しても自分自身に対しても

明確なメッセージを送ることができますよね。

私たちは一人ではなく、

社会の一員として様々な人々と関わります。

時には理解しがたい反応や対応を

されることもあるかもしれません。

大切なのは、自分の思いを伝える勇気を持つこと。

どんな状況においても、

自分自身を大切にし、

自分の感情に耳を傾けることが必要ですね。

自分が納得できるまで追求し、

自分の心の声を尊重することが大切ですよね。

そして、

その声を言葉にして表現し、

相手と対話することで、

より良い関係を築くことができると信じます。

自分の気持ちを伝える勇気

それが私が感じた思いです。

皆さんも自分の思いを大切にし、

勇気を持って声に出してみてください。

物語の流れ

朝から、本を棚に並べる作業で大忙しの谷原京子

店長の朝礼の話も長くイライラするも、

無事に本屋をオープンさせたますが、

朝イチで、レジにやってきたお客様がいました。

そのお客様は、探している本が見当たらないと

随分とご立腹でした。

他のスタッフに訊くと、

朝確認した時には確かに

その本はあった筈だと、話してくれます。

そこで、

その本を担当し、携わったであろう人物に

話を訊いてみようと、谷原は考えます

1人は店長、そしてもう一人が、磯田でした

結局二人ともに、そんな本は知らないと答えます。

担当しているはずなのに、二人して知らないというのも

どうかとは思いますが…。

結局、原因は店長でしたが…

そんな慌ただしい、時間が過ぎ、

休憩に入った谷原

磯田が言った言葉が

すみません。今朝のこと、きちんと謝ってもらえませんか?

小説 店長がバカすぎて より引用

でした。

確かに谷原は訊きはしました、

も直接には、関係はしていませんでしたが

磯田が屈辱的だとまで受け取るなんて、と

私は、唖然としつつも、

そのように受けとることも出来るのか、とも

考えてしまいました。

人間心理は摩訶不思議です…

この物語を直接読みたい場合は

店長がバカすぎて 早見和真 角川春樹事務所

を、是非読んでみて下さい。

皆様にはどの様な新しい響きがあるのか、楽しみです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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