ーーー石平紀一 図書館アルバイト 税金で買った本
言葉までの流れ
図書館で不可解な出来事が起こります
ある利用者が借りたはずの本が、
図書館の本棚から見つかったのです。
しかし、その本は
返却システム上では、返却されていないとされている本でした。
このことに、図書館職員も混乱していました。
この奇妙な出来事について、
石平は考えをめぐらせていました。
石平の迷いと思いやり – 知りたいけれど、求めない賢さ
心に響いたこと
石平は様々な推理を巡らせましたが、
結局はどれも、推測に過ぎず、
真実を突き止めることはできませんでした。
石平も最終的には
わかんねーな 調べたってきっと…
税金で買った本 3冊目 ゆる登山ミニガイド より引用
と言い、
考えることを諦めてしまったのです。
一見すると、
彼の諦めは
投げやりな態度に映るかもしれません。
しかし、実は石平の言葉には
深い思いやりが込められていました。
石平は利用者の気持ちを考え、
言葉を慎重に選びました。
利用者は「さっぱりしたい」と言っていましたが、
石平はその言葉の裏にある
利用者の複雑な感情や
利用者の背景を理解しようとしたのです。
石平は自身の調べたい、知りたいという欲求を抑え、
利用者の心情に寄り添おうとしました。
その上で、石平は真実を知っても、
それが誰かの利益にはならないと、感じたのです。
そのため、石平はこのままにしておくことが穏便であり、
図書館側や利用者にとっても
最善の選択ではないかと考えたのです。
この出来事は、石平の
わかんねーな 調べたってきっと…
税金で買った本 3冊目 ゆる登山ミニガイド より引用
という言葉から
感じられる思いやりの心を
浮かび上がらせることができます。
石平は調べることよりも、
利用者の心情を理解しようとしました。
そのため、
石平の言葉は
利用者にとっても図書館側にとっても
不条理を感じさせない結果へとなるべく、
必要な
思いやりの言葉なのでは、と
感じられた、心に響いた、感銘を受けた言葉でした。
考えたこと
この出来事は私にも
考えさせられることがあります。
時には調べることより、己の探究心を満たすよりも
他人の気持ちを尊重し、
思いやりの心を持つことが
大切なのことがあるのでしょう。
図書館の謎の返却と利用者の
心情を考えるこの出来事は、
私にさまざまな思索を巡らせる機会を
与えてくれます。
時には石平のように、
諦めても良いのかもしれません。
調べることが全てではなく、
他人の気持ちを大切にする、察すること、
知らないでいることもまた、
真の思いやりとなるのですね。
物語の流れ
石平紀一が図書館の本を前出しいていると、
その本の後ろから、違う種類の本が出てきます。
早瀬丸小夜子に確認してもらうと、
図書館側が返却時にミスをて、
システム上返却されていないことに、なっていた本、
かもしれない、とのこと
詳しく調べてみると、
図書館側にも利用者側にも、双方にミスはなく、
無事に問題は一応の解決を見ます。
けれども石平は、納得できない様子、
様々な事を考え、様々な原因を思考するも、
どれも、あやふやな推理で、妄想の域を出ません。
本当は?どうして?
どんな気持ちだったのか?なんで?と様々な疑問がうずまきますが、
利用者の、「さっぱりしたい」と言った時の気持ちを、
深く追求したところで、
楽しいことがあるわけもないと感じて、
石平は
いや わかんねーな 調べたってきっと…
税金で買った本 3冊目 ゆる登山ミニガイド より引用
と言います。
この言葉とともに石平も
自分でも、この出来事に対しての
幕を下ろした、のではないでしょうか?
調べること、と知るべきことの境界は
難しいですね。
この物語を、直接読みたい場合は
税金で買った本 原作 ずいの 漫画 系山冏 ヤンマガKCスペシャル 講談社
第1巻 3冊目 ゆる登山ミニガイド
を、是非読んでみて下さい。
皆様にはどの様な新しい響きがあるのか、楽しみです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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