夫婦とは最初からできあがっているものではありません 少しずつ二人で作っていくものです

漫画

ーーー最上拝 コンシュルジュ 

今回のお客様は上川篤と相良彩織のお二人。

クインシーホテルでプロホーズを計画します。しかし今回もひと悶着あり、一筋縄ではいかなかった計画を無事に成功させて、落ち着いたところで言った言葉です。

夫婦という言葉は合っても、完璧な形式があるわけでもなく、すべての人に当てはまる上手に行く方法などがあるはずもなく、お互いの意見を口に出し、伝えながら、お互いに歩み寄りながら、お互い許しながら少しずつ進んでいく、進んでいかなければいけない関係なのだ、ということなのでしょうか。

確かに、プロポーズして無事に結婚してそこで、完了ではなくそこから、新たに二人(もしくはそれ以上の人数)での生活、、過ごし方、生き方が始まるのですよね。

今までとは、お互いに、空間も、時間も、考え方も、増えることもあれば、減ることもありその状況の中でいかにお互いのこと思いやり、そして自分に無理のない範囲で生活を進めていけるかというのが結婚なのかもしれませんね。

そのためには、自分の考えを今までとは切り替え、新しく作り直す必要がありますよね。

まずは、話し合う事が、口に出して伝える事が手っ取り早く効果的であり、重要なことなのかもしれませんね。

勿論一方的に押し付けるための発言ではなく、自分の考えを相手に知ってもらったうえで、お互いの意見を聴き入れる、その上で新しい方法を取り決めを、増やしていく決めていくためのやり取りを模索できれば良いのですが。

家や部屋のように造り続ければ形になるとも限らないのが、夫婦なのかもしれませんが、お互いが主張をするだけ、主張を譲らなければ、取り決めも決まらず、それでも夫婦を続けたければどちらかが我慢を強いられる暮らしになってしまう。

または二人が一緒に、一緒の場所でただ暮らしているだけの空間であり、名前だけの夫婦となりかねませんよね。

そうならないためにも、二人で造らなければ、話し合いを自分の思いを伝え、相手の思を聴いてむきあわなくては、と感じた心に響いた感銘を受けた言葉でした。

実際は、思いを伝えても無駄、自分が我慢すれば、または言わなくても長年一緒なのだから、これくらいは当たり前だろうと、考えてしまい伝えてない口にしていない事ばかりです。

このような時などに冷静に考えれば、伝えなくては、聴かなくては訊かなくてはと考えられるのですが、日々生きていくとそれがあまりにもできていないと痛感させられます、

して欲しいことや、やって欲しくないこと、多々あるのなら自分の考えをまずは伝えればどのような意志がありどのよに思考しているかなど相手に分かりようもないのに、一人で憤慨し、一人で完結させてしまおうとしてしまう、ということが続いてしまっています、改められればと今からでも話をする習慣をつけたいです。

今回のクインシーホテルでの計画も、男性の上川篤は結婚して二人で夫婦を続けていく気満々でしたが、女性の相良彩織は結婚できないと考えている理由がありました、それは父親が大病をわずらい、相良彩織の介護が必要な状況であり、母は既に亡いそんな状態で父を一人には出来ないと考えていました。

勿論のその事を、相手の上川には相談していません、父のことを話し、別れてしまったらと心配しているのでした。

父のことを話すのにも勇気がいり、話さないままでも進めない、簡単には割り切れない状況でした。

プロポーズを受けて、逃げ出しても結局はしてしまうか、進展せずにダラダラと交際だけを続けだけになるのならば、本音を話すか、受け入れてもらえないと考えているのならば別れるかしないと効率的ではないと考えてしまうのは、当事者ではないからでしょうが。

客観的にみていると、どうしたいのかを問い正しくてみたくなってしまいます。

そのような状況になったら自分も言い出せないのではと思ってしまってもいますが。

最上や川口藤原の手助けもあり相良の本音を知ることのできた上川でした。

そこまで相良が悩んでいるのを見抜けなかった、家庭の事情を考慮せずに結婚を考えていたことを深く後悔する上川。

そのように、相手の考えを知った上でなお結婚し夫婦になりたいと望む上川に最上がある提案をします。

通常ならば、何日もかけて行うその提案をホテルに滞在中の明日一日で行ってほしいという上川に、珍しく疲れ顔の最上、方法はあるがこれからの困難を考えると既に披露が溜まっているといっった様相でした。

それもその筈、今回の案というのは夫婦用の新居を突貫工事で介護の必要な相良の父の介護を行いやすくできるように、バリアフリー住宅にすることであり、更にはその提案自体が夜にされたもので、このような無茶な提案を引き受けてくれる業者は最上のツテを頼り、尚且その工事のための資材もこちらで用意しなければ、一日で行うなど不可能でした、それでもお客様のご要望のために動いた最上。

そのかいあって、翌朝には無事に家も完成し、その場で改めて上川はプロポーズをします。

今回は三人で暮らすという上川の意気込みを信じてくれた相良、無事にプロポースは快諾されます。

そして改めて新居に相良の父親を招いてホテルのルームざービスを利用した食事会を催します、そこで最上が言った言葉が

夫婦とは 最初からできあがってるものではありません

少しずつ二人で作っていくものです

この部屋といっしょですよ それを忘れなければきっとうまくいきます

漫画 コンシェルジュ第2巻より引用

でした。

二人で作っていく、その事を忘れなければ、忘れなけれですよね、もとより一つなのだはなく、二人で一つになれるように作っていくのだということは忘れないようにしなければいけませんよね。

このようにプロポーズしてからのやり取りを直接読みたい方は

コンシェルジュ Concierge 原作 いしぜきひでゆき 漫画 藤栄道彦

BUNCH COMICS 新潮社

第2巻 第7話 ロマンス・コンシェルジュ(後編)

を是非読んでみて下さい。

皆様にはどのような新しい響きがあるのか楽しみです。

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